連覇の柔道・大野 孤高貫いたオールドスタイル
2021/7/26 23:59 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20210726-N25UGG3BPRLLDNJUF62X6QL6M4/?outputType=theme_tokyo2020

Wikiから引用
大野将平選手。大和男(やまとおのこ)とは、彼のような男を言うのだろう。
酒楽は、今回の東京オリンピック出場選手の中で、大野選手ほど日本人的な選手はいないと思う。
まず面構えがいい。なかなか笑わないところもいい。彼と対峙した相手選手は、彼の双眸を見ただけで戦意が萎えたのではないだろうか。
試合場での挙措がまた良かった。しっかり礼をし、畳を降りるまで緊張感を保ち、相手選手を気遣い、決して笑顔を見せることはなかった。
彼こそ、大和魂の権化のような漢だと、酒楽は思った。
真っ向から組み合う真剣勝負を好み、自らを「オールドスタイル」と形容する。
記事では、彼が自らを「オールドスタイル」と称していると紹介している。これもまたいい。流行に惑わされず、柔道の本質を貫き、自らを磨いてきたからこそ言える言葉だと思う。
「前回の東京五輪、そして国際化された現在の両方から感じ取れる柔道を日本武道館で体現したい。柔道発祥国の柔道家として、誇りを持って戦いたい」。
この短い発言の中で、酒楽が感心したのは「柔道家」という言葉だ。
〇〇家という表現は、ものごとの本質を追及している者の別称だと酒楽は考えている。日本人に共通して言えるのは、こういった本質を追及する姿勢だ。
最近、日本人を表現するときによく用いられる「匠の精神」も同じような趣旨だと思うが、〇〇家という言葉は、より深い、積極的な意志を感じさせる言葉だ。
かつて、「柔術」だったものが、加納治五郎あたりから洗練された「柔道」に昇華した、というのが一般的な理解だろうと思う。戦国時代の剣術が剣道に昇華したように。
柔術も剣術も「戦いに勝つ」ためのものだが、柔道と剣道は違う。その道の奥義を窮めるが柔道であり、剣道であるのだろうと思う。
大野選手が、自らを柔道家と称したということは、彼は、試合の勝負だけではなく、さらなる高みを目指しているということだと、酒楽は理解した。
だから、彼はJUDOではなく、柔道を戦って勝ったのだ。柔道とはすなわち、オールドスタイルだと彼は言っているのだ。
同じ日本人選手でも、勝ってすぐに喜びを表した選手もいた。その中で、大野選手ほど美しい立ち居振る舞いをした選手はいないだろう。柔道家は美しいのだ。ものごとの本質を極めようと努力しているからこそ、それが自然と立ち居振る舞いに表れるのだ。
彼の武骨な面構えと言い、立ち居振る舞いと言い、日本人を象徴する素晴らしい人物だ。酒楽は、一気に彼のファンになってしまった。
一人忘れていた。阿部選手だ。彼も礼に始まり、礼に終わる日本武道を体現していた。天晴れ!
サッカー日本代表は素晴らしい。日本人選手の個々の能力が上がってきている。かつて、フランス代表との試合だと、最初から威圧され、位負けしていた。勝てるわけがない、ということだったのだろう。
だが、一昨日の試合は、まるで逆だった。フランス相手に4点!信じられないような日本サッカーの進化だ。フランス選手団の茫然とした顔がそれを象徴していた。
2021/7/26 23:59 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20210726-N25UGG3BPRLLDNJUF62X6QL6M4/?outputType=theme_tokyo2020

Wikiから引用
大野将平選手。大和男(やまとおのこ)とは、彼のような男を言うのだろう。
酒楽は、今回の東京オリンピック出場選手の中で、大野選手ほど日本人的な選手はいないと思う。
まず面構えがいい。なかなか笑わないところもいい。彼と対峙した相手選手は、彼の双眸を見ただけで戦意が萎えたのではないだろうか。
試合場での挙措がまた良かった。しっかり礼をし、畳を降りるまで緊張感を保ち、相手選手を気遣い、決して笑顔を見せることはなかった。
彼こそ、大和魂の権化のような漢だと、酒楽は思った。
真っ向から組み合う真剣勝負を好み、自らを「オールドスタイル」と形容する。
記事では、彼が自らを「オールドスタイル」と称していると紹介している。これもまたいい。流行に惑わされず、柔道の本質を貫き、自らを磨いてきたからこそ言える言葉だと思う。
「前回の東京五輪、そして国際化された現在の両方から感じ取れる柔道を日本武道館で体現したい。柔道発祥国の柔道家として、誇りを持って戦いたい」。
この短い発言の中で、酒楽が感心したのは「柔道家」という言葉だ。
〇〇家という表現は、ものごとの本質を追及している者の別称だと酒楽は考えている。日本人に共通して言えるのは、こういった本質を追及する姿勢だ。
最近、日本人を表現するときによく用いられる「匠の精神」も同じような趣旨だと思うが、〇〇家という言葉は、より深い、積極的な意志を感じさせる言葉だ。
かつて、「柔術」だったものが、加納治五郎あたりから洗練された「柔道」に昇華した、というのが一般的な理解だろうと思う。戦国時代の剣術が剣道に昇華したように。
柔術も剣術も「戦いに勝つ」ためのものだが、柔道と剣道は違う。その道の奥義を窮めるが柔道であり、剣道であるのだろうと思う。
大野選手が、自らを柔道家と称したということは、彼は、試合の勝負だけではなく、さらなる高みを目指しているということだと、酒楽は理解した。
だから、彼はJUDOではなく、柔道を戦って勝ったのだ。柔道とはすなわち、オールドスタイルだと彼は言っているのだ。
同じ日本人選手でも、勝ってすぐに喜びを表した選手もいた。その中で、大野選手ほど美しい立ち居振る舞いをした選手はいないだろう。柔道家は美しいのだ。ものごとの本質を極めようと努力しているからこそ、それが自然と立ち居振る舞いに表れるのだ。
彼の武骨な面構えと言い、立ち居振る舞いと言い、日本人を象徴する素晴らしい人物だ。酒楽は、一気に彼のファンになってしまった。
一人忘れていた。阿部選手だ。彼も礼に始まり、礼に終わる日本武道を体現していた。天晴れ!
サッカー日本代表は素晴らしい。日本人選手の個々の能力が上がってきている。かつて、フランス代表との試合だと、最初から威圧され、位負けしていた。勝てるわけがない、ということだったのだろう。
だが、一昨日の試合は、まるで逆だった。フランス相手に4点!信じられないような日本サッカーの進化だ。フランス選手団の茫然とした顔がそれを象徴していた。
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