「膨大な桁数の素因数分解が可能なアルゴリズム」を開発したら政府機関に殺されてしまうのか? 2021年07月19日 19時00分 GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20210719-solve-integer-factorization-broken-cryptography/
「膨大な桁数の素因数分解が可能なアルゴリズム」を開発したら政府機関に殺されてしまうのか?という興味深い記事をGIGAZINEが配信している。
酒楽は、この手のサイエンス関連が趣味の一つなので、ときどきこうした他愛もない記事をアップしては、皆様に提供している。えっ、興味ない?余計なお世話だって?
まあ、そう言わずお付き合いください。この記事の面白かったのは、素因数分解ではなく、マンハッタン計画に関連したものでした。
マンハッタン計画を知らない人はいませんよね?あー、いるかもしれないので、簡単に言います。第2次世界大戦中に、アメリカ合衆国が極秘裏に進めた核兵器製造計画をマンハッタン計画というのです。細部は、ネットでお調べください。もっと詳しい解説にお目に罹れるでしょう。
さて、素因数分解のアルゴリズムが何故マンハッタン計画と関係しているのかも、上記URLで示した記事に書いてありますので、そちらも…。
で、そのマンハッタン計画にかかわる内容が以下の文章です。
最後にファラージ氏は、アメリカの原子爆弾開発プロジェクトであるマンハッタン計画などに関与した数学者のジョン・フォン・ノイマンの死去にまつわる逸話を披露しています。
ノイマンは死の直前まで政府のために精力的に活動しましたが、がんで死ぬ直前には痛みを緩和するために鎮痛剤を投与されました。政府は、ノイマンがうわ言で機密事項をつぶやくことを恐れたため、病室を警備するために軍の人員を派遣したとのことです。
これですね。マンハッタン計画は、科学者のオッペンハイマーが陣頭指揮を執ったのですが、合衆国中から最高の頭脳を集めました。その中の一人がジョン・フォン・ノイマンです。ノイマンは数学者としても有名です。
ちなみに、マンハッタン計画は極めて機密性の高い計画のため、参加させる科学者の身元調査は徹底的に行われたとものの本には書かれています。それはそうでしょうね。核兵器開発の機密が漏れれば、国家安全保障に重大な影響があるのですから当然です。しかし、ソ連は、このマンハッタン計画からまんまと重要な秘密を盗み、数年後に原爆を、さらに数年後には水爆を開発し、合衆国は歯ぎしりすることになるのです。余談でした。

というくらい、機密保持に万全を期したわけです。従って、このトピックは本当かもしれません。まあ、うわごとを心配したというよりも、死の間際に、スパイがもぐりこんで、機密事項を記した資料を売ってくれ、などというとこが無いように、密かに身辺を警護していたと言うくらいでしょうが、いずれにしても、死の間際になっても、機密情報の保護に神経を使っていたアメリカ合衆国の特色がよく表れていると思います。
マンハッタン計画には、すでにアメリカに亡命していたアインシュタインも関心を寄せていたようですが、呼ばれることはありませんでした。それは、核兵器開発が、素粒子物理学の分野の話で、相対性理論の範疇ではなかったことと、彼がドイツから逃れてきたことが原因だと言われています。つまり、ドイツのスパイではないかと疑われていたのでしょうね。真相は明らかにされていませんが。それほど、機密保持に気を使っていたということでしょう。
最後に、国家機密にまつわる衝撃的な事件をご紹介して話を終えようと思います。それではどうぞ。
ソビエト連邦が存在していた頃、書記長はブレジネフでした。
そして、ある日、政府に不満を持っていたモスクワ市民が、クレムリン宮殿の前で、呟きました。
「ブレジネフのバカ野郎」と。
するとどこからともなく黒服の集団が現れ、当該市民を連れ去ってしまったのです。いったいなぜ、その市民はKGB(国家保安委員会、といわれています)に連行されてしまったのでしょうか。
当時KGB長官だったアンドロポフ(後に書記長)は言いました。
その市民は国家機密を漏らしたからだ、と。
https://gigazine.net/news/20210719-solve-integer-factorization-broken-cryptography/
「膨大な桁数の素因数分解が可能なアルゴリズム」を開発したら政府機関に殺されてしまうのか?という興味深い記事をGIGAZINEが配信している。
酒楽は、この手のサイエンス関連が趣味の一つなので、ときどきこうした他愛もない記事をアップしては、皆様に提供している。えっ、興味ない?余計なお世話だって?
まあ、そう言わずお付き合いください。この記事の面白かったのは、素因数分解ではなく、マンハッタン計画に関連したものでした。
マンハッタン計画を知らない人はいませんよね?あー、いるかもしれないので、簡単に言います。第2次世界大戦中に、アメリカ合衆国が極秘裏に進めた核兵器製造計画をマンハッタン計画というのです。細部は、ネットでお調べください。もっと詳しい解説にお目に罹れるでしょう。
さて、素因数分解のアルゴリズムが何故マンハッタン計画と関係しているのかも、上記URLで示した記事に書いてありますので、そちらも…。
で、そのマンハッタン計画にかかわる内容が以下の文章です。
最後にファラージ氏は、アメリカの原子爆弾開発プロジェクトであるマンハッタン計画などに関与した数学者のジョン・フォン・ノイマンの死去にまつわる逸話を披露しています。
ノイマンは死の直前まで政府のために精力的に活動しましたが、がんで死ぬ直前には痛みを緩和するために鎮痛剤を投与されました。政府は、ノイマンがうわ言で機密事項をつぶやくことを恐れたため、病室を警備するために軍の人員を派遣したとのことです。
これですね。マンハッタン計画は、科学者のオッペンハイマーが陣頭指揮を執ったのですが、合衆国中から最高の頭脳を集めました。その中の一人がジョン・フォン・ノイマンです。ノイマンは数学者としても有名です。
ちなみに、マンハッタン計画は極めて機密性の高い計画のため、参加させる科学者の身元調査は徹底的に行われたとものの本には書かれています。それはそうでしょうね。核兵器開発の機密が漏れれば、国家安全保障に重大な影響があるのですから当然です。しかし、ソ連は、このマンハッタン計画からまんまと重要な秘密を盗み、数年後に原爆を、さらに数年後には水爆を開発し、合衆国は歯ぎしりすることになるのです。余談でした。

というくらい、機密保持に万全を期したわけです。従って、このトピックは本当かもしれません。まあ、うわごとを心配したというよりも、死の間際に、スパイがもぐりこんで、機密事項を記した資料を売ってくれ、などというとこが無いように、密かに身辺を警護していたと言うくらいでしょうが、いずれにしても、死の間際になっても、機密情報の保護に神経を使っていたアメリカ合衆国の特色がよく表れていると思います。
マンハッタン計画には、すでにアメリカに亡命していたアインシュタインも関心を寄せていたようですが、呼ばれることはありませんでした。それは、核兵器開発が、素粒子物理学の分野の話で、相対性理論の範疇ではなかったことと、彼がドイツから逃れてきたことが原因だと言われています。つまり、ドイツのスパイではないかと疑われていたのでしょうね。真相は明らかにされていませんが。それほど、機密保持に気を使っていたということでしょう。
最後に、国家機密にまつわる衝撃的な事件をご紹介して話を終えようと思います。それではどうぞ。
ソビエト連邦が存在していた頃、書記長はブレジネフでした。
そして、ある日、政府に不満を持っていたモスクワ市民が、クレムリン宮殿の前で、呟きました。
「ブレジネフのバカ野郎」と。
するとどこからともなく黒服の集団が現れ、当該市民を連れ去ってしまったのです。いったいなぜ、その市民はKGB(国家保安委員会、といわれています)に連行されてしまったのでしょうか。
当時KGB長官だったアンドロポフ(後に書記長)は言いました。
その市民は国家機密を漏らしたからだ、と。
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