話の肖像画 評論家・石平(59)(30)「覇気」失えば日本は生き残れない
2021/8/31 10:00 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20210831-CRZYTGT5AZK33D5PWGJ7M7UGMY/
産経ニュースの「話の肖像画」、先月は、石平氏だった。
酒楽は、石平氏を尊敬している。中国出身にして、日本に帰化した日本人、石平氏。
石氏の主張は、多岐にわたるが、一貫して中華人民共和国とその主体である中国共産党を批判している。
中国出身の石氏の主張は、事実に立脚し、説得力のあるものだ。拙稿で、中共や中国を度々批判しているが、拙稿の主張の基底には、石氏の主張が含まれていると白状しなければなるまい。
そもそも素人の酒楽が、政治や外交安全保障について、意見を開陳することなど、専門家から見れば笑止千万なことだと思う。
だが、専門家は、専門家であるがゆえに視野が狭く、普通の人が考える常識というものを知らない。そこに素人ブロガーの生き残る隙間があると思っている。
話がずれた。石氏の主張に説得力があるのは、中国出身だということが一つ、そして、幅広く資料を収集し、客観的な論評をしているところにあると思う。
特に、現代中国の実情は、実際に20代半ばまで現地で生きてきた事実が重きをなしている。
石氏は、産経ニュースに継続して中国政治の論評を掲載している。これをずっと酒楽は読んでいる。非常に参考になる連載である。
今回、このロングインタビューでは、石氏の出自について、触れられているが、石氏の著作には、更に詳しく、自らの人生を語られているものがある。
そこで、石氏の祖父が、石氏に対し、論語を教える場面がある。これは、実際に著作を手に取って、読んでいただきたいと思うが、それを読んで、酒楽は思った。中国人は、本当に論語を読んでいるのだと。そして、論語を読むということは、それを通じて、中国人が中国人になるということなのだということを理解した。
引用した記事は、ロングインタビューの掉尾を飾るものだ。そこには「覇気を失えば、日本は生き残れない」という表題がついている。
その通りだ。日本人が、世界史の舞台から降りて、既に76年が経過している。あと四半世紀で、1世紀となる。
日本人が舞台を降りて太平を謳歌し、わが世の春と浮かれていても、世界史は、滔々と流れ、いずれ現実が目の前に来る。既にきている。
このまま現実から目を逸らし、夢を見続ければ、国を失うことだろう。酒楽がずっと主張していることと同じだ。
だが、酒楽は日本人として、現実から目を逸らし続けることはできない。日本の一員として、世界史に復帰し、国を守らなければならないのだ。そのために、警鐘を鳴らし続けることが、拙稿の目的である。
石氏の「覇気を失えば日本は生き残れない」という言葉が、日本人だからこそ出てくるのだと思う。
酒楽は、日本人を信じている。何度も繰り返すが、私は、日本と日本人を信じている。たとえ現在、現実から目を逸らしていても、目の前に危機が訪れた時、日本人は、目を覚まし、一丸となって、国を守るはずだと信じている。
そのために必要なことは、目の前の現実に気づくことだ。それだけだ。気づかない、気づきたくない、気づいているが行動を起こしたくない、いろいろあるだろう。だが、現実はいやでもやってくる。現実から逃れる術はない。気が付くのは、早ければ早いほどいいのだ。
拙稿の存在意義は、そこにある。日本人が覚醒するまで鐘を鳴らし続けるのみ。読者諸兄の皆様、ご協力をよろしくお願いいたします
酒楽
2021/8/31 10:00 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20210831-CRZYTGT5AZK33D5PWGJ7M7UGMY/
産経ニュースの「話の肖像画」、先月は、石平氏だった。
酒楽は、石平氏を尊敬している。中国出身にして、日本に帰化した日本人、石平氏。
石氏の主張は、多岐にわたるが、一貫して中華人民共和国とその主体である中国共産党を批判している。
中国出身の石氏の主張は、事実に立脚し、説得力のあるものだ。拙稿で、中共や中国を度々批判しているが、拙稿の主張の基底には、石氏の主張が含まれていると白状しなければなるまい。
そもそも素人の酒楽が、政治や外交安全保障について、意見を開陳することなど、専門家から見れば笑止千万なことだと思う。
だが、専門家は、専門家であるがゆえに視野が狭く、普通の人が考える常識というものを知らない。そこに素人ブロガーの生き残る隙間があると思っている。
話がずれた。石氏の主張に説得力があるのは、中国出身だということが一つ、そして、幅広く資料を収集し、客観的な論評をしているところにあると思う。
特に、現代中国の実情は、実際に20代半ばまで現地で生きてきた事実が重きをなしている。
石氏は、産経ニュースに継続して中国政治の論評を掲載している。これをずっと酒楽は読んでいる。非常に参考になる連載である。
今回、このロングインタビューでは、石氏の出自について、触れられているが、石氏の著作には、更に詳しく、自らの人生を語られているものがある。
そこで、石氏の祖父が、石氏に対し、論語を教える場面がある。これは、実際に著作を手に取って、読んでいただきたいと思うが、それを読んで、酒楽は思った。中国人は、本当に論語を読んでいるのだと。そして、論語を読むということは、それを通じて、中国人が中国人になるということなのだということを理解した。
引用した記事は、ロングインタビューの掉尾を飾るものだ。そこには「覇気を失えば、日本は生き残れない」という表題がついている。
その通りだ。日本人が、世界史の舞台から降りて、既に76年が経過している。あと四半世紀で、1世紀となる。
日本人が舞台を降りて太平を謳歌し、わが世の春と浮かれていても、世界史は、滔々と流れ、いずれ現実が目の前に来る。既にきている。
このまま現実から目を逸らし、夢を見続ければ、国を失うことだろう。酒楽がずっと主張していることと同じだ。
だが、酒楽は日本人として、現実から目を逸らし続けることはできない。日本の一員として、世界史に復帰し、国を守らなければならないのだ。そのために、警鐘を鳴らし続けることが、拙稿の目的である。
石氏の「覇気を失えば日本は生き残れない」という言葉が、日本人だからこそ出てくるのだと思う。
酒楽は、日本人を信じている。何度も繰り返すが、私は、日本と日本人を信じている。たとえ現在、現実から目を逸らしていても、目の前に危機が訪れた時、日本人は、目を覚まし、一丸となって、国を守るはずだと信じている。
そのために必要なことは、目の前の現実に気づくことだ。それだけだ。気づかない、気づきたくない、気づいているが行動を起こしたくない、いろいろあるだろう。だが、現実はいやでもやってくる。現実から逃れる術はない。気が付くのは、早ければ早いほどいいのだ。
拙稿の存在意義は、そこにある。日本人が覚醒するまで鐘を鳴らし続けるのみ。読者諸兄の皆様、ご協力をよろしくお願いいたします
酒楽
↓読んでいただきありがとうございます。ポチッとしていただけると励みになります。

政治ランキング

にほんブログ村
- 関連記事
-
-
政治家 河野太郎 2021/09/25
-
中国が招く中国包囲網 2021/09/24
-
国家の独立と尊厳とは何か 2021/09/23
-
民主主義国家クラブ 2021/09/22
-
覇気失えば日本は生き残れない 2021/09/21
-
共産党は破防法調査対象団体 2021/09/20
-
河野家三代 2021/09/19
-
防衛費は増やさざるを得ないものなのか 2021/09/18
-
総理総裁に必要な資質 2021/09/17
-
スポンサーサイト