河野太郎氏、総裁選へ安倍前首相らと面会「男系天皇は一つのあり方」
9/8(水) 18:29配信 朝日新聞デジタル
https://news.yahoo.co.jp/articles/25c8ed74f901d18ac3c34a495d188de7927a8162
河野太郎は、総裁選に出馬すると表明した。
酒楽は、河野太郎の総理大臣には賛成しない。酒楽は、自民党員ではないので、自民党総裁選に投票権はないが、自民党総裁は、現状、イコール内閣総理大臣なので、一有権者として、意見を表明しても問題はなかろうと思う。
河野氏については、拙稿で何度も言及しているように、我が国の為政者として不適格だと思う。
理由は二つ。
一つは、女系天皇容認だ。ここ数日の発言を聞いていると、女系天皇容認論は、封印しているようだ。だが、言葉の端々に彼の考えが透けて見える。
皇位継承のあり方には、「男系で続いてきているというのが、日本の天皇の一つのあり方なんだと思う」と語った。
一つのあり方?この言葉に河野氏の苦渋を感じるのは酒楽だけではあるまい。彼は、いまだに女系天皇容認論なのだ。だから、男系男子で皇統を紡いできた我が国の伝統を「一つの在り方」という認識になるのであろう。
つまり、女系天皇容認論を封印しただけだ。考え方は何も変わっていない。
二つ目。脱原発。これも封印した。
「いずれ原子力もなくなっていくんだろうと思う。ただ、別に明日、来年やめろと言うつもりではありません」
でも、再来年になったらやめると言い出しかねない。
これだけでも我が国の総理大臣としては不適格だと思う。皇統については、有識者会議の意見を尊重すると言っているが、だからといって、旧宮家の男系男子を現宮家に養子縁組させるとは一言も言っていない。
皇統が一人の例外もなく男系で紡がれてきた伝統は重い。特に、継体天皇の即位に当たっては、五代遡って、越の国から継体天皇を天皇として迎い入れているのである。
この事実は重い。だが、河野氏は、旧宮家の男系男子が、天皇陛下から血筋が遠すぎると言っている。だから、旧宮家の男系男子を天皇に即位させるのは、違和感がある、と言っている。
やはり、河野氏は日本の歴史に疎いのだ。継体天皇の例は、遠い近いではないのだ。仮に継体天皇が、三十代離れていても即位されたものと思う。それが皇尊(すめらみこと)の本質なのだ。初代神武天皇から、代々男系男子で紡いできた伝統とは、天皇陛下の父上を遡れば、神武天皇に行きつく、そのものなのだ。
遠い近いではない。それが大和の民が天皇陛下を敬う根拠なのだ。一つの在り方ではない。それ以外ありえないのだ。
脱原発について。現行の原子力発電に多々問題があるのは、酒楽も認識している。しかし、国の存立は、経済・エネルギーに依存しているのだ。経済・エネルギー政策の良しあしが、国家の将来を左右するのだ。
リスクを知りつつも、リスク管理を徹底して、経済の基盤とすべきだ。特に、我が国は、国内にほとんどエネルギー資源がないのだから、多種多様な電源を確保しておかないと、国家存立が揺らいでしまう宿命なのだ。
理想論を振りかざし、脱原発政策を遂行すれば、電源価格は高騰し、国内産業は、壊滅的な打撃を蒙るだろう。理想をかざして国家を滅亡させてどうする?そんな簡単なことも理解できないのか?
せめて、メタンハイドレートの資源化に目途がつくとか、アメリカ合衆国からの原油の安定供給に道筋をつけるとか、核融合発電の実用化に向けて、大規模な研究開発資金を投下するとか、やることはいくらでもある。そういった国家のエネルギー資源多角化を図ったうえで、脱原発を唱えるのが、責任ある政府の姿勢というものだろう。
学級委員会をやっているのではないのだ。
最後に、権力を前に、自説を封印する人物を信用できない。権力を奪取した暁に、それまでの公約を反故にして、思うが儘の政策を遂行するかもしれないからだ。
ここ数日の河野氏の発言を聞いていると、とにかく総理大臣になってしまえば、あとは何とかなる、という姿勢が顕かだ。危険だと酒楽は思う。
言いたいことはいろいろあるが、趣旨がぼけるので、今日はここまでとしたい。ご清聴ありがとうございました。
酒楽
9/8(水) 18:29配信 朝日新聞デジタル
https://news.yahoo.co.jp/articles/25c8ed74f901d18ac3c34a495d188de7927a8162
河野太郎は、総裁選に出馬すると表明した。
酒楽は、河野太郎の総理大臣には賛成しない。酒楽は、自民党員ではないので、自民党総裁選に投票権はないが、自民党総裁は、現状、イコール内閣総理大臣なので、一有権者として、意見を表明しても問題はなかろうと思う。
河野氏については、拙稿で何度も言及しているように、我が国の為政者として不適格だと思う。
理由は二つ。
一つは、女系天皇容認だ。ここ数日の発言を聞いていると、女系天皇容認論は、封印しているようだ。だが、言葉の端々に彼の考えが透けて見える。
皇位継承のあり方には、「男系で続いてきているというのが、日本の天皇の一つのあり方なんだと思う」と語った。
一つのあり方?この言葉に河野氏の苦渋を感じるのは酒楽だけではあるまい。彼は、いまだに女系天皇容認論なのだ。だから、男系男子で皇統を紡いできた我が国の伝統を「一つの在り方」という認識になるのであろう。
つまり、女系天皇容認論を封印しただけだ。考え方は何も変わっていない。
二つ目。脱原発。これも封印した。
「いずれ原子力もなくなっていくんだろうと思う。ただ、別に明日、来年やめろと言うつもりではありません」
でも、再来年になったらやめると言い出しかねない。
これだけでも我が国の総理大臣としては不適格だと思う。皇統については、有識者会議の意見を尊重すると言っているが、だからといって、旧宮家の男系男子を現宮家に養子縁組させるとは一言も言っていない。
皇統が一人の例外もなく男系で紡がれてきた伝統は重い。特に、継体天皇の即位に当たっては、五代遡って、越の国から継体天皇を天皇として迎い入れているのである。
この事実は重い。だが、河野氏は、旧宮家の男系男子が、天皇陛下から血筋が遠すぎると言っている。だから、旧宮家の男系男子を天皇に即位させるのは、違和感がある、と言っている。
やはり、河野氏は日本の歴史に疎いのだ。継体天皇の例は、遠い近いではないのだ。仮に継体天皇が、三十代離れていても即位されたものと思う。それが皇尊(すめらみこと)の本質なのだ。初代神武天皇から、代々男系男子で紡いできた伝統とは、天皇陛下の父上を遡れば、神武天皇に行きつく、そのものなのだ。
遠い近いではない。それが大和の民が天皇陛下を敬う根拠なのだ。一つの在り方ではない。それ以外ありえないのだ。
脱原発について。現行の原子力発電に多々問題があるのは、酒楽も認識している。しかし、国の存立は、経済・エネルギーに依存しているのだ。経済・エネルギー政策の良しあしが、国家の将来を左右するのだ。
リスクを知りつつも、リスク管理を徹底して、経済の基盤とすべきだ。特に、我が国は、国内にほとんどエネルギー資源がないのだから、多種多様な電源を確保しておかないと、国家存立が揺らいでしまう宿命なのだ。
理想論を振りかざし、脱原発政策を遂行すれば、電源価格は高騰し、国内産業は、壊滅的な打撃を蒙るだろう。理想をかざして国家を滅亡させてどうする?そんな簡単なことも理解できないのか?
せめて、メタンハイドレートの資源化に目途がつくとか、アメリカ合衆国からの原油の安定供給に道筋をつけるとか、核融合発電の実用化に向けて、大規模な研究開発資金を投下するとか、やることはいくらでもある。そういった国家のエネルギー資源多角化を図ったうえで、脱原発を唱えるのが、責任ある政府の姿勢というものだろう。
学級委員会をやっているのではないのだ。
最後に、権力を前に、自説を封印する人物を信用できない。権力を奪取した暁に、それまでの公約を反故にして、思うが儘の政策を遂行するかもしれないからだ。
ここ数日の河野氏の発言を聞いていると、とにかく総理大臣になってしまえば、あとは何とかなる、という姿勢が顕かだ。危険だと酒楽は思う。
言いたいことはいろいろあるが、趣旨がぼけるので、今日はここまでとしたい。ご清聴ありがとうございました。
酒楽
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