プロフィール

酒楽

Author:酒楽
 自衛隊を応援するとともに真正保守政治を確立し、日本人の誇りを取り戻すブログ。

最新記事

プライバシーポリシー

当サイトに掲載されている広告について 当サイトでは、第三者配信の広告サービス(Googleアドセンス、A8.net、Amazonアソシエイト、バリューコマース、iTunes アフィリエイトプログラム)を利用しています。 このような広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、当サイトや他サイトへのアクセスに関する情報 『Cookie』(氏名、住所、メール アドレス、電話番号は含まれません) を使用することがあります。 またGoogleアドセンスに関して、このプロセスの詳細やこのような情報が広告配信事業者に使用されないようにする方法については、こちらをクリックしてください。 当サイトが使用しているアクセス解析ツールについて 当サイトでは、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。 このGoogleアナリティクスはトラフィックデータの収集のためにCookieを使用しています。 このトラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。 この機能はCookieを無効にすることで収集を拒否することが出来ますので、お使いのブラウザの設定をご確認ください。 この規約に関して、詳しくはこちら、またはこちらをクリックしてください。 当サイトへのコメントについて 当サイトでは、スパム・荒らしへの対応として、コメントの際に使用されたIPアドレスを記録しています。 これはブログの標準機能としてサポートされている機能で、スパム・荒らしへの対応以外にこのIPアドレスを使用することはありません。 また、メールアドレスとURLの入力に関しては、任意となっております。 全てのコメントは管理人であるハルトが事前にその内容を確認し、承認した上での掲載となりますことをあらかじめご了承下さい。 加えて、次の各号に掲げる内容を含むコメントは管理人の裁量によって承認せず、削除する事があります。 •特定の自然人または法人を誹謗し、中傷するもの。 •極度にわいせつな内容を含むもの。 •禁制品の取引に関するものや、他者を害する行為の依頼など、法律によって禁止されている物品、行為の依頼や斡旋などに関するもの。 •その他、公序良俗に反し、または管理人によって承認すべきでないと認められるもの。
0 コメント

潜水艦 日豪仏それぞれの誤算

契約キャンセルも? 難航する仏受注の豪潜水艦プロジェクト
Jan 27 2021 NewSphere
https://newsphere.jp/world-report/20210127-1/

EU、仏潜水艦計画破棄「許されない」と米豪を批判
2021/9/21 11:31 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20210921-3GBWQVRGLBKGZGDXDBTGSG735Q/

おうりゅう (潜水艦) Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%81%86%E3%82%8A%E3%82%85%E3%81%86_(%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E8%89%A6)
おうりゅう型潜水艦

 豪州が潜水艦導入に伴うフランスとの契約を破棄し、米英からの原潜導入に踏み切ったことにより、米英とフランス・EUとの関係が軋み始めている。

 関連するニュース、データを引用した。

 フランスは、直前まで知らされていなかったと怒っているようだが、豪州は、フランス政府に対して、それなりに説明しているし、NewSphereの1月の記事を読めば、フランス製潜水艦導入が豪州にとって、負担になりつつあるのは明らかだったと思う。

 素人の酒楽でも、いずれ破棄されるのではないかと思うくらいなのだから、当事者のフランス政府が何も知らされていなかったいうのは、単なる国内向けのパフォーマンスだろう。

 豪会計検査院によれば、当初500億豪ドル(約4兆円)だったコストは、2019年11月時点で、物価修正後800億豪ドル(約6兆4000億円)に上昇。さらに昨年7月には、897億豪ドル(約7兆2000億円)に更新された。これに加え莫大な維持費もかかり、2080年までで1450億豪ドル(約11兆6000億円)が必要になると見積もられている。

 これがNewSphereにかかれている記事の内容だ。

 2016年契約時点で約4兆円だったのが、2020年7月には、7兆2000億円に跳ね上がっている。当初見積もりの1.8倍である。これでは豪州政府が不満を持つのも当然だと誰でも思うだろう。

 ただし、フランス政府のために、弁護もしなければならないと思う。それは、豪州政府が、豪州での現地生産にこだわったことだ。

 そもそもフランスのバラクーダ級潜水艦は、原潜である。豪州が求めていたのは、通常型潜水艦だ。そのため、フランス製原子炉を積むバラクーダ級潜水艦をディーゼルエンジン搭載の通常型潜水艦に改造するという手間がかかる。

 原子炉を搭載する前提で設計・製造されている潜水艦をディーゼル潜に改造するためには、単にエンジンを換装するだけではない、様々な設計変更が必要なのは自明である。何故なら、艦体は、原子炉出力を前提に設計されている筈で、原子炉に比較して、想定しているディーゼルエンジンは、当然低出力だろうと推測される。従って、艦体、搭載武器その他の設計を全面的に見直す必要があると思われる。

 最初から通常型、つまりディーゼル潜で設計されているならともかく、原潜として設計された潜水艦を通常型に設計変更するのは、極めて効率の悪いやり方だ。当初から通常型潜水艦として設計する方が、はるかに安上がりになると誰もが思うだろう。だから、費用が高騰したのは、何もフランス政府や企業が悪いわけではなく、それを選択した豪州政府にも責任の一端があるのではないかと酒楽は思うのである。

 もう一つは、現地生産のために、技術の移転と製造拠点設置のための費用が想定以上にかかったということだろう。豪州政府は、国内雇用にこだわったため、設計にも製造準備にも多大の時間と費用が必要となり、当初計画より高騰した、ということなのだと思う。

 以上、フランス政府の弁護をした。しかしである。当初4兆円の見積もりで契約したはずなのに、度重なる設計変更等により、総額が7.2兆円、1.8倍に高騰した責任の大半は、フランスにあるだろう。見積もりが甘かったということだ。

 普通なら破棄されて当たり前だ。フランス政府と豪州政府の契約がどのようになっていたのか、知る由もないが、フランス政府から、契約破棄による損害賠償の話が出ていないところを見ると、豪州政府の破棄は、契約に基づいたものなのだろう。

 あるいは、安く入札して、契約を取ったのかもしれない。それなら高騰する理由は納得できる。そして、それが事実なら(そんなことは、絶対に明らかにされないだろうが)、豪州も我が国もお人好しだったということだ。フランスと同じように、ディスカウントをアナウンスして、少しずつ見積もりを現実に近づけ、想定通りの利益を得る、ことができた筈だ。

 要約すると、フランスは見積もりが甘かったか、暴利を貪ろうとしたのかのいずれかであり、豪州は、フランスの提示した甘い罠にはまって、騙されたのだ。だから、事実が明らかになって、とても耐えられるはずが無く、破棄せざるを得なかった。

 我が国は、馬鹿正直に見積もりを出して、豪州政府に積極的にアプローチせず、政権が代わったことにより、みすみす大魚を逸したのである。

 そして、そこに付け入ったのが、同じアングロサクソンの米英という構図だ。

 豪州政府のために、忠告したい。米英はホワイトナイトではない。ハゲタカだ。米英との契約が進捗すれば、いずれそれは明らかになるだろう。フランスと同じように、国益を追求する米英が甘ちゃんの訳が無い。豪州は、骨の髄までしゃぶられるだろう。それが、冷徹な国際政治であり、ビジネスなのだ。

 忠告ついでに言わせてもらえば、我が国のおうりゅう型潜水艦を導入するのが、豪州にとっての最善の選択だった筈である。Wikiによれば、おうりゅう型潜水艦の価格は、一隻660億円である。しかも、通常型潜水艦の中では指折りの性能と実績を持つのである。

 今からでも遅くない。おうりゅう型潜水艦導入が豪州の最善の選択なのだ。岸防衛大臣は、豪州に飛んで、豪政権を説得するべきだ。あなた方にとっての最善の選択は、おうりゅう型潜水艦を日本から導入することだ、と。そして、現地生産を確約すればいいのだ。国内企業を説得して。だって、1隻たったの660億円なのだよ。12隻で7920億円。これに現地生産に伴う、技術移転その他を含めても、1兆円から、1.5兆円くらいで済むはずだ。これほどお買い得な兵器はない。邪なことを考えると得はないということですよ。

 フランスは分が悪い。契約を破棄されたなら、破棄条項に基づき、損害賠償を求めるのが筋なのに、ヒステリックに豪州と米英を非難するのは、契約破棄自体には、何も問題が無かったことを示している。つまり、フランスは負けたのだ。最後に笑ったのは、アメリカとイギリスだ。

 だが、おそらくこれで終わることはないだろう。豪州がハゲタカ米英に気付いて、米英との契約を破棄して、ホワイトナイト日本国と契約する未来が見える。酒楽の妄想かもしれないが、最後は正直者が勝つのである。

豪、原潜の戦略意義を重視 中国へ強い警戒 2021/9/22 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20210922-KZDQCMYDSNPITBC7O3BZLHZWBA/

 情勢は、時々刻々変化している。9月22日産経ニュースによると、豪州は、通常型潜水艦ではなく、原潜を導入したいようだ。

 原潜を導入する必要性云々については、記事を参照していただきたい。酒楽の関心は、通常型潜水艦と現地生産を主張していた豪州の意志が、いつ原潜導入に切り替わったのかだ。

 では、我が国も参加した最初の入札時に示した豪州の条件は、時間の推移とともに、変わった、のだな?そりゃ、原潜の方が、航続距離が長いので、広大な海域を持つ豪州にとっては、そちらがいいに決まっている。経費を考えなければ。

 記事にあるように、既に、フランスとの交渉で出てきた数字を上回るような数字が飛び交っている。では、フランスの経費増は問題なかったのか?

 豪州の意志が揺らいでいる。これから先、すんなりと豪州が原潜を導入できるのかは未知数だ。そもそも、米英に、原潜製造と技術支援のための余裕がない。リースするための余裕もない。これでは、いつまで経っても豪州の望む潜水艦艦隊を造成するのは不可能だ。

 最も現実的な解決策は、我が国のおうりゅう型潜水艦を導入することだ。日本の潜水艦製造能力は、増やそうと思えば増やせるはずだ。当面、日本製造の潜水艦を輸入し、逐次、現地製造に移行すれば、潜水艦戦力に空白はできない。必要経費も原潜に比較すれば圧倒的に少なくて済む。

 米英がフランスを出し抜いたのだ。我が国が、米英を出し抜いても、彼らに文句を言われる筋合いはない。次期総理には頑張ってもらいたいものだ。
 
 
↓ブログを読んでいただき有難うございます。ぽちっとしていただけると励みになります。

政治ランキング
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

検索フォーム

QRコード

QR

最新記事

韓国が日韓オールスターを打診 お断りどす
メディアの独善
滑り込みセーフ!確定申告
日米野球文化に見る日米同盟
三原則と言えば国家は無事なのか?
自衛隊を軍隊にしなければ、国を守るのは困難だ
日本も韓国に対し裁判を起こすべきだ
速報 侍ジャパン勝利!
春風駘蕩
プーチン失脚の可能性はある
菅氏の日韓議連会長就任を憂う
ChatGPTが「幻覚を見ている」
本人のサインの無い行政文書は信用できない
尹氏は本気だ~そういうことじゃない
野球小僧 大谷
後ろから鉄砲を撃つ奴と一緒には戦えない
自国代表の労をねぎらうべきだ
総理大臣は現場に来て隊員を鼓舞せよ
中国人にとって日本は天国
日本人ていいなあ 佐々木朗希とホームランボール 
大江健三郎の死去に際し
ソウルで君が代~屈辱的な光景♪
伝統と格式の信任状奉呈式
リニア水問題は政府が解決すべきだ
刑務所考
爆笑:白髪三千丈
中国経済の先行きは暗い?
装備調達の根本的問題を解決せよ
中国に阿(おもね)る朝日新聞
いでよ、次の安倍晋三
在外同胞庁とパチンコ屋の関係
やっと気が付いた?核兵器はあったほうがいい
徴用工 産経・朝日それぞれの主張
徴用合意の様々な問題点
役に立たない外務大臣と外務省
法治国家の対極にある国家
米台同盟にヤマトも参加せよ
日曜の午後 海上自衛隊
日曜独語 嘘もここまでくると芸術だ♪
恥を知れ維新
韓国のボイコットを歓迎する/自称元徴用工
公明党の「加憲」を暴く
外務省解体論
突っ込みどころ満載の朝日社説
予算衆院通過・実行あるのみ
朝日新聞は日本国が憎いのだ
誠意ある対応とは何か
ロシア製戦闘機を丸裸に
韓国に美術品を貸したら帰ってこない
メディアに客観的な報道を求める愚