陸自訓練で弾丸紛失 90人態勢の捜索で発見
2021.09.14 日本情報多言語発信サイトnippon.com(ニッポンドットコム)
https://www.nippon.com/ja/news/fnn20210914238595/" target="_blank">https://www.nippon.com/ja/news/fnn20210914238595/</a>" target="_blank">https://www.nippon.com/ja/news/fnn20210914238595/
表題を見ていただければわかるように、自衛隊の弾薬等紛失と、その捜索については、日本国内だけではなく、大陸が常に関心を寄せている。
たかだか拳銃弾1発紛失したからと言って、大掛かりに捜索する陸上自衛隊。ある意味、見慣れた光景である。だが、そこに陸上自衛隊というか、軍隊の本質を見ることができる。
自衛隊は、その発足から不幸な組織である。その不幸は、現在も継続している。だから、弾薬1発と雖も紛失したならば、捜索して発見しなければならないのだ。もっとも、不幸な出自とは関係なく、税金を使って活動している自衛隊にとって、1発と雖も紛失してはならないことは自明ではあるのだが。
かつて、北海道でも同じように弾薬紛失事案が発生し、その時は、第2師団(旭川)全力で捜索した。第2師団は甲師団なので、定員9000千人である(当時)。全員が捜索に参加したわけではなく、充足率が100%ではないことを考えても、数千人が捜索に参加したものと思われる。
銃弾ならいざしらず、弾を発射した後の薬きょうが紛失しても自衛隊は捜索する。空薬きょうである。弾はないのである。それでも薬きょうを悪用する輩がいないとも限らないので、薬きょうは必ず回収する規則になっている。
その空薬きょう1発であっても紛失したならば捜索して回収するのが、自衛隊なのだ。
空薬きょう1発を捜索して回収するために大部隊を動員して捜索するのである。発見して回収するまで。気が狂っていると言ってもいいかもしれない。
だが、その狂気の沙汰である自衛隊の規律を見て、ひそかに恐れている者たちがいる。大陸だ。ネットを見れば、毎度おなじみの意見だが、いつも自衛隊の弾薬回収のための行動に驚いているのだ。
そして、自衛隊は恐ろしい組織だ、というのである。
最初にこういう記事を見つけた時に、酒楽は、はじめて、自衛隊の行動の正統性を発見したと思った。こういうことがあるから、極めて非効率的なこういう行動をとるのだなと。
1個師団を動員し、何日もかけて、弾薬1発を回収する。狂気の組織、それが自衛隊である。これほど恐ろしい軍隊はない(自衛隊は軍隊ではないが、便宜的にこのように表現する)と感じる組織と国民がいるのだ。
立派な抑止力というべきだろう。自衛隊に批判的なメディアは、この種報道によって、自衛隊を貶め、国民からの信頼を低下させようと思っているのだろうが、結果として、我が国の抑止力向上に寄与している。皮肉ではないか。
反日メディアは、その報道によって、逆説的ながら我が国の国家安全保障の向上に一役買っているのである。慶賀の至りである。
でもですね、弾を探す作業ほど憂鬱な作業はありません。たった一発の弾を捜索するために、何時間も、場合によっては何日も捜索するのです。
カラですよ、カラ。弾ではなく、カラの薬莢を探すことがあるのです。
これほど、自衛官の精神を損耗させる作業はありません。まったく生産性が無いのですから。そりゃ、自衛隊の隊務は、民間の企業から見れば生産性など本来ありません。
国を守る、という誇りだけが、自衛官のモチベーションなのです。それが、紛失した弾薬の捜索では、気力も湧かないのが当たり前なのです。それを発見するまで捜索するのです。
その昔、最も残酷な刑罰、というのをご存知でしょうか。それはですね、囚人に穴を掘らせ、掘ったらその穴を埋めさせるのです。埋めたら、また同じところを掘らせ、又埋めて、・・・。これを延々と続けさせるのです。するとどうなるかというと、ほとんどの囚人は気が狂うそうです。
人間にとって、意味のない行動を続けさせることが、どれほど精神衛生上よくないかが、これでご理解いただけるでしょうか。
紛失した弾薬の捜索が意味のない行動だとは申しませんが、部隊も指揮官も隊員も、まったくやる気が起きないのです。でも、発見するまで絶対にやめるわけにはいきません。
この、いつ終わるのかわからない捜索ほど、隊員にダメージを与える作業はないわけです。これが実弾なら、緊張感も保てましょう。でも、カラ薬莢だったりすると、カラかよ!とは言いませんが、みんなそう思いながら捜索するわけです。
明日休みだったりしたら、気が狂います♪コンチクショー!おおいけない、また下品な言葉を使ってしまいました。お許しください。
我が国の抑止力向上のため、自衛隊は今日も弾を探すのです。ご清聴ありがとうございました。
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表題を見ていただければわかるように、自衛隊の弾薬等紛失と、その捜索については、日本国内だけではなく、大陸が常に関心を寄せている。
たかだか拳銃弾1発紛失したからと言って、大掛かりに捜索する陸上自衛隊。ある意味、見慣れた光景である。だが、そこに陸上自衛隊というか、軍隊の本質を見ることができる。
自衛隊は、その発足から不幸な組織である。その不幸は、現在も継続している。だから、弾薬1発と雖も紛失したならば、捜索して発見しなければならないのだ。もっとも、不幸な出自とは関係なく、税金を使って活動している自衛隊にとって、1発と雖も紛失してはならないことは自明ではあるのだが。
かつて、北海道でも同じように弾薬紛失事案が発生し、その時は、第2師団(旭川)全力で捜索した。第2師団は甲師団なので、定員9000千人である(当時)。全員が捜索に参加したわけではなく、充足率が100%ではないことを考えても、数千人が捜索に参加したものと思われる。
銃弾ならいざしらず、弾を発射した後の薬きょうが紛失しても自衛隊は捜索する。空薬きょうである。弾はないのである。それでも薬きょうを悪用する輩がいないとも限らないので、薬きょうは必ず回収する規則になっている。
その空薬きょう1発であっても紛失したならば捜索して回収するのが、自衛隊なのだ。
空薬きょう1発を捜索して回収するために大部隊を動員して捜索するのである。発見して回収するまで。気が狂っていると言ってもいいかもしれない。
だが、その狂気の沙汰である自衛隊の規律を見て、ひそかに恐れている者たちがいる。大陸だ。ネットを見れば、毎度おなじみの意見だが、いつも自衛隊の弾薬回収のための行動に驚いているのだ。
そして、自衛隊は恐ろしい組織だ、というのである。
最初にこういう記事を見つけた時に、酒楽は、はじめて、自衛隊の行動の正統性を発見したと思った。こういうことがあるから、極めて非効率的なこういう行動をとるのだなと。
1個師団を動員し、何日もかけて、弾薬1発を回収する。狂気の組織、それが自衛隊である。これほど恐ろしい軍隊はない(自衛隊は軍隊ではないが、便宜的にこのように表現する)と感じる組織と国民がいるのだ。
立派な抑止力というべきだろう。自衛隊に批判的なメディアは、この種報道によって、自衛隊を貶め、国民からの信頼を低下させようと思っているのだろうが、結果として、我が国の抑止力向上に寄与している。皮肉ではないか。
反日メディアは、その報道によって、逆説的ながら我が国の国家安全保障の向上に一役買っているのである。慶賀の至りである。
でもですね、弾を探す作業ほど憂鬱な作業はありません。たった一発の弾を捜索するために、何時間も、場合によっては何日も捜索するのです。
カラですよ、カラ。弾ではなく、カラの薬莢を探すことがあるのです。
これほど、自衛官の精神を損耗させる作業はありません。まったく生産性が無いのですから。そりゃ、自衛隊の隊務は、民間の企業から見れば生産性など本来ありません。
国を守る、という誇りだけが、自衛官のモチベーションなのです。それが、紛失した弾薬の捜索では、気力も湧かないのが当たり前なのです。それを発見するまで捜索するのです。
その昔、最も残酷な刑罰、というのをご存知でしょうか。それはですね、囚人に穴を掘らせ、掘ったらその穴を埋めさせるのです。埋めたら、また同じところを掘らせ、又埋めて、・・・。これを延々と続けさせるのです。するとどうなるかというと、ほとんどの囚人は気が狂うそうです。
人間にとって、意味のない行動を続けさせることが、どれほど精神衛生上よくないかが、これでご理解いただけるでしょうか。
紛失した弾薬の捜索が意味のない行動だとは申しませんが、部隊も指揮官も隊員も、まったくやる気が起きないのです。でも、発見するまで絶対にやめるわけにはいきません。
この、いつ終わるのかわからない捜索ほど、隊員にダメージを与える作業はないわけです。これが実弾なら、緊張感も保てましょう。でも、カラ薬莢だったりすると、カラかよ!とは言いませんが、みんなそう思いながら捜索するわけです。
明日休みだったりしたら、気が狂います♪コンチクショー!おおいけない、また下品な言葉を使ってしまいました。お許しください。
我が国の抑止力向上のため、自衛隊は今日も弾を探すのです。ご清聴ありがとうございました。
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