今日は令和4年1月6日、酒楽の今年初出勤の日です。前日の天気予報で降雪があるかもしれないということでしたが、予報は当たり、昼前から雪が降り始めました。
都内のビル群に降り積もる雪と言うのはなかなか幻想的だと思います。カラカラ天気が普通の関東では珍しいですね。
困るのは電車。雪国では、少々の降雪で電車が止まることはありません。車も冬タイヤなので、滅多に通行止めになることもありません。北海道でもそうでした。
そもそも自衛隊は、1日24時間1年365日仕事をするのが建前なので、全天候型の組織です♪
とは言いつつ、大雪が降れば、自衛隊と雖も行動は制約されます。ある時、酒楽は駐屯地警備の要、警衛司令を命ぜられ、警衛所に勤務していました。
その日、大雪の天気予報でした。駐屯地業務を司る部署からは、大雪になったら駐屯地除雪のため、施設部隊(戦前は工兵と呼ばれていました)に連絡し、除雪を要請するように、と指示されていました。
そして、その日、雪はしんしんと降り積もり、夜半過ぎには、50センチを超えそうになっていました。これはいかん、ということで、規則通り、施設部隊に連絡し、除雪を要請したのです。
ところが、電話でたたき起こされた施設部隊の幹部からは、「そんなに急ぐんですか?まだ50センチもいってないじゃないですか、朝になったら除雪しますから」とけんもほろろの対応です。新米幹部の酒楽は、それ以上言葉をつづける勇気が無く、黙って電話を置いたのでした。

警衛所で警備を続けながら、酒楽は不安でいっぱいです。雪は降り続けていたからです。このまま放置しておけば、朝の出勤時間帯には、駐屯地内の車の通行が難しくなるもしれません。
そこで3時過ぎにもう一度電話し、「このままでは出勤してくる車で、駐屯地内から外側迄大渋滞になりますよ(♯`∧´)]
と言ったのです。
さすがに施設部隊の担当者も事態の深刻さを理解したようで、すぐさま除雪車を出動させ、駐屯地内の除雪を始めたのです。そして、通勤時間帯になって車で出勤してくる隊員さんは、無事駐屯地内の所定の駐車場に到達できたのです。間一髪でした。
(;゜0゜)
どんな組織でも新人さんは苦労しますね。酒楽も新品3尉(少尉)の頃は、失敗だらけで、先輩に助けられながら勤務を続けていたのでした。
自衛隊は階級社会なので、なかなか上官に強いことは言えないのですね。まあ、普通の会社でも同じでしょうが、自衛隊では、階級は絶対です。この階級に見合う実力を身につけるまでが苦労の連続なのですね。
新品3尉が一人前の幹部になるには、最低でも5年はかかるのではないでしょうか。個人差があるので、早い者もいれば、なかなか一人前になれないものもいるのは世の常です。
酒楽が自信をもって部下隊員を指導できるようになったのは、30代前半でしょうか。遅い方ですね(´;ω;`)ウゥゥ
窓の外をしんしんと降る雪を見て、昔を思い出してしまいました。酒楽の昔話です。お粗末でした。
その日の雪は、しんしんと降っていました。でもそういう雪はまだいいのです。演習場に行く経路の途中には、遮るものが何もない平原で、季節風が吹きすさぶところがあって、そこには地吹雪が吹き荒れているのです。
あるとき、小隊を率いてその場所を通過していた時、1台の車が立ち往生していました。吹き溜まりに突っ込んでしまって、抜け出せなくなっていたのです。
北海道ではよくある光景です。そこで、酒楽以下、小隊の面々が当該車両を吹き溜まりから救出しました。運転手は中年の女性でしたが、丁寧にお礼を言って去っていきました。
自衛隊は、たいてい数台で車列を組んで行動するので、こういう場面にはよく遭遇します。当然、何度も救出したことがあります。「自衛隊さん、ありがとうございます。」と感謝されるのが常でした。
この方は、幸運ですね。防雪柵は、小さい交差点では途切れているので、どうしてもそこから雪が溢れてきて、吹き溜まりになるのです。それは何か所もあって、交通量の少ない道路でこの吹き溜まりに突っ込んでしまうと、どうにもならない場合があるのです。
地吹雪は怖いです。雪が降っていなくても風によって吹雪になるのです。視界は悪化し、目の前数メートルしか見えないこともあります。酒楽が2度目の北海道勤務をしていたときに、道央自動車道で100台近くの玉突き事故がありました。これも吹雪で視界が悪かったことが原因でした。
それに比べると、東京の雪は、幻想的だなどといえるほど、なんてことはない雪なのです。
でも。次の日。歩道は凍り付き、歩行者が何人も転倒していましたw(゚o゚)w。酒楽の隣に座っている同僚は、会社の前の道路で転倒し、救急車で運ばれて行きました。(;゜0゜)ちょっとした雪でも油断大敵ですね。
都内のビル群に降り積もる雪と言うのはなかなか幻想的だと思います。カラカラ天気が普通の関東では珍しいですね。
困るのは電車。雪国では、少々の降雪で電車が止まることはありません。車も冬タイヤなので、滅多に通行止めになることもありません。北海道でもそうでした。
そもそも自衛隊は、1日24時間1年365日仕事をするのが建前なので、全天候型の組織です♪
とは言いつつ、大雪が降れば、自衛隊と雖も行動は制約されます。ある時、酒楽は駐屯地警備の要、警衛司令を命ぜられ、警衛所に勤務していました。
その日、大雪の天気予報でした。駐屯地業務を司る部署からは、大雪になったら駐屯地除雪のため、施設部隊(戦前は工兵と呼ばれていました)に連絡し、除雪を要請するように、と指示されていました。
そして、その日、雪はしんしんと降り積もり、夜半過ぎには、50センチを超えそうになっていました。これはいかん、ということで、規則通り、施設部隊に連絡し、除雪を要請したのです。
ところが、電話でたたき起こされた施設部隊の幹部からは、「そんなに急ぐんですか?まだ50センチもいってないじゃないですか、朝になったら除雪しますから」とけんもほろろの対応です。新米幹部の酒楽は、それ以上言葉をつづける勇気が無く、黙って電話を置いたのでした。

警衛所で警備を続けながら、酒楽は不安でいっぱいです。雪は降り続けていたからです。このまま放置しておけば、朝の出勤時間帯には、駐屯地内の車の通行が難しくなるもしれません。
そこで3時過ぎにもう一度電話し、「このままでは出勤してくる車で、駐屯地内から外側迄大渋滞になりますよ(♯`∧´)]
と言ったのです。
さすがに施設部隊の担当者も事態の深刻さを理解したようで、すぐさま除雪車を出動させ、駐屯地内の除雪を始めたのです。そして、通勤時間帯になって車で出勤してくる隊員さんは、無事駐屯地内の所定の駐車場に到達できたのです。間一髪でした。
(;゜0゜)
どんな組織でも新人さんは苦労しますね。酒楽も新品3尉(少尉)の頃は、失敗だらけで、先輩に助けられながら勤務を続けていたのでした。
自衛隊は階級社会なので、なかなか上官に強いことは言えないのですね。まあ、普通の会社でも同じでしょうが、自衛隊では、階級は絶対です。この階級に見合う実力を身につけるまでが苦労の連続なのですね。
新品3尉が一人前の幹部になるには、最低でも5年はかかるのではないでしょうか。個人差があるので、早い者もいれば、なかなか一人前になれないものもいるのは世の常です。
酒楽が自信をもって部下隊員を指導できるようになったのは、30代前半でしょうか。遅い方ですね(´;ω;`)ウゥゥ
窓の外をしんしんと降る雪を見て、昔を思い出してしまいました。酒楽の昔話です。お粗末でした。
その日の雪は、しんしんと降っていました。でもそういう雪はまだいいのです。演習場に行く経路の途中には、遮るものが何もない平原で、季節風が吹きすさぶところがあって、そこには地吹雪が吹き荒れているのです。
あるとき、小隊を率いてその場所を通過していた時、1台の車が立ち往生していました。吹き溜まりに突っ込んでしまって、抜け出せなくなっていたのです。
北海道ではよくある光景です。そこで、酒楽以下、小隊の面々が当該車両を吹き溜まりから救出しました。運転手は中年の女性でしたが、丁寧にお礼を言って去っていきました。
自衛隊は、たいてい数台で車列を組んで行動するので、こういう場面にはよく遭遇します。当然、何度も救出したことがあります。「自衛隊さん、ありがとうございます。」と感謝されるのが常でした。
この方は、幸運ですね。防雪柵は、小さい交差点では途切れているので、どうしてもそこから雪が溢れてきて、吹き溜まりになるのです。それは何か所もあって、交通量の少ない道路でこの吹き溜まりに突っ込んでしまうと、どうにもならない場合があるのです。
地吹雪は怖いです。雪が降っていなくても風によって吹雪になるのです。視界は悪化し、目の前数メートルしか見えないこともあります。酒楽が2度目の北海道勤務をしていたときに、道央自動車道で100台近くの玉突き事故がありました。これも吹雪で視界が悪かったことが原因でした。
それに比べると、東京の雪は、幻想的だなどといえるほど、なんてことはない雪なのです。
でも。次の日。歩道は凍り付き、歩行者が何人も転倒していましたw(゚o゚)w。酒楽の隣に座っている同僚は、会社の前の道路で転倒し、救急車で運ばれて行きました。(;゜0゜)ちょっとした雪でも油断大敵ですね。
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