(社説)大企業の減資 税のゆがみ放置するな 2022年1月26日 5時00分 朝日新聞デジタル
JDI(ジャパンディスプレイ)の減資を朝日が批判しています。JDIが1億円以下に減資して、外形標準課税を免れていると主張しているのです。
外形標準課税は、資本金1億円超の企業に適用されます。そのため、資本金を1億円以下に減資して節税しようとする企業が相次いでいます。
朝日がJDIを批判しているのは、減資そのものではなく、JDIが大企業であること、官民ファンドINCJ(旧産業革新機構)の支援を受けていることだと思います。
JDIは今年度の売上高2970億円を見込んでいる。しかも、官民ファンドのINCJ(旧産業革新機構)が投じた2083億円が未回収のままだ。しかし経済産業省は「投資先の経営判断は、INCJに委ねている」とし、是正を求めない方針だ。多額の公的資金に支えられる企業の「課税逃れ」を黙認するというのか。
朝日は、国から支援を受けているのに課税逃れしていることを批判していると理解するのが妥当なのでしょうね。でなければ、INCJの話と減資の話が連動するはずはないですからね。
でも、国から支援を受けている企業は、課税逃れをしてはいけないというなら、税法を変えればいいのであって、税法をそのままに支援を受けていることを批判してもしょうがないでしょう。
更に言えば、自治体からサービスの提供を受けているというのが事実なら、有形無形のサービスの対価を明らかにして、有料にすれば済む話ではないですか。
でも、サービスの具体化には踏み込まず、資本金1億円以上は、企業の規模に応じて、赤字であろうと何であろうと課税しようとする外形標準課税そのものに問題があるのではないでしょうか。
そこを深掘りせずに、単に減資を批判するのはおかしいでしょう。たとえば、昨年朝日新聞の同業者毎日新聞は、減資して中小企業になりました。これについて朝日新聞が批判したという話は聞いたことがありません。JDI以外でも特定の企業を論って批判したとも聞いていません。
ことさらにJDIを批判する理由は、国家の支援を受けている企業が、減資して外形標準課税を逃れているのはけしからん、ということなのでしょう。
朝日の社説を何度も読み返しましたが、何を批判したいのかさっぱりわかりません。趣旨が拡散して、論旨が一貫していないので、外形標準課税の問題なのか、国家による企業支援が問題なのか、減資が問題なのか焦点が定まっていないのです。
酒楽はですね。外形標準課税が問題だと思います。無理があるんですよ。赤字でも税を負担せよという税法そのものに。
自治体のサービスの提供を受けていると言いながら、なにをもってサービスと言っているのか説明しないし、数値化にも言及していません。数値化すればいいではないですか。そして、サービスではなく、有料にすればいいだけの話です。
それをしないのは、単に地方財源の安定化が狙いだからです。でも無理筋ですね。そうやって、企業の首を絞めれば、自治体に跳ね返るだけだと思いますよ。地方迄一律で時給を上げて、企業が地方から撤退している現実がそれを物語っています。泣くのは時給が上がって喜んでいたパートやアルバイトの人たちです。
朝日は、企業の実態を見ずに、空想的な外形だけを批判しているのでしょう。いつまで経っても変わりませんね。

記事とは関係ありません。マンホールの蓋3です。これは、内藤新宿です。内藤新宿って何?ということでWikiwを調べると、1697年、それまでの高井戸宿が日本橋から遠かったため、内藤新宿を開設したいという日本橋の住民からの請願でできたそうです。
紆余曲折を経て、明治維新まで続き、たいそう繁盛したと書かれています。それが現在の新宿2~3丁目、別名四ツ谷宿とも呼ばれたとWikiに記述されています。
江戸の歴史は、東京に繋がっているのが、こういうのを調べるとよくわかります。

こちらは新宿歴史博物館のジオラマです。よく似てますね。関東大震災がなければ、江戸の街並みももう少し東京に残っていたと思うのは酒楽だけではないでしょう。でもこれ向きが逆ですね(;゜0゜)
JDI(ジャパンディスプレイ)の減資を朝日が批判しています。JDIが1億円以下に減資して、外形標準課税を免れていると主張しているのです。
外形標準課税は、資本金1億円超の企業に適用されます。そのため、資本金を1億円以下に減資して節税しようとする企業が相次いでいます。
朝日がJDIを批判しているのは、減資そのものではなく、JDIが大企業であること、官民ファンドINCJ(旧産業革新機構)の支援を受けていることだと思います。
JDIは今年度の売上高2970億円を見込んでいる。しかも、官民ファンドのINCJ(旧産業革新機構)が投じた2083億円が未回収のままだ。しかし経済産業省は「投資先の経営判断は、INCJに委ねている」とし、是正を求めない方針だ。多額の公的資金に支えられる企業の「課税逃れ」を黙認するというのか。
朝日は、国から支援を受けているのに課税逃れしていることを批判していると理解するのが妥当なのでしょうね。でなければ、INCJの話と減資の話が連動するはずはないですからね。
でも、国から支援を受けている企業は、課税逃れをしてはいけないというなら、税法を変えればいいのであって、税法をそのままに支援を受けていることを批判してもしょうがないでしょう。
更に言えば、自治体からサービスの提供を受けているというのが事実なら、有形無形のサービスの対価を明らかにして、有料にすれば済む話ではないですか。
でも、サービスの具体化には踏み込まず、資本金1億円以上は、企業の規模に応じて、赤字であろうと何であろうと課税しようとする外形標準課税そのものに問題があるのではないでしょうか。
そこを深掘りせずに、単に減資を批判するのはおかしいでしょう。たとえば、昨年朝日新聞の同業者毎日新聞は、減資して中小企業になりました。これについて朝日新聞が批判したという話は聞いたことがありません。JDI以外でも特定の企業を論って批判したとも聞いていません。
ことさらにJDIを批判する理由は、国家の支援を受けている企業が、減資して外形標準課税を逃れているのはけしからん、ということなのでしょう。
朝日の社説を何度も読み返しましたが、何を批判したいのかさっぱりわかりません。趣旨が拡散して、論旨が一貫していないので、外形標準課税の問題なのか、国家による企業支援が問題なのか、減資が問題なのか焦点が定まっていないのです。
酒楽はですね。外形標準課税が問題だと思います。無理があるんですよ。赤字でも税を負担せよという税法そのものに。
自治体のサービスの提供を受けていると言いながら、なにをもってサービスと言っているのか説明しないし、数値化にも言及していません。数値化すればいいではないですか。そして、サービスではなく、有料にすればいいだけの話です。
それをしないのは、単に地方財源の安定化が狙いだからです。でも無理筋ですね。そうやって、企業の首を絞めれば、自治体に跳ね返るだけだと思いますよ。地方迄一律で時給を上げて、企業が地方から撤退している現実がそれを物語っています。泣くのは時給が上がって喜んでいたパートやアルバイトの人たちです。
朝日は、企業の実態を見ずに、空想的な外形だけを批判しているのでしょう。いつまで経っても変わりませんね。

記事とは関係ありません。マンホールの蓋3です。これは、内藤新宿です。内藤新宿って何?ということでWikiwを調べると、1697年、それまでの高井戸宿が日本橋から遠かったため、内藤新宿を開設したいという日本橋の住民からの請願でできたそうです。
紆余曲折を経て、明治維新まで続き、たいそう繁盛したと書かれています。それが現在の新宿2~3丁目、別名四ツ谷宿とも呼ばれたとWikiに記述されています。
江戸の歴史は、東京に繋がっているのが、こういうのを調べるとよくわかります。

こちらは新宿歴史博物館のジオラマです。よく似てますね。関東大震災がなければ、江戸の街並みももう少し東京に残っていたと思うのは酒楽だけではないでしょう。でもこれ向きが逆ですね(;゜0゜)
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