米、中露協力に警告「深い懸念」 直接高官会議で 2022/3/15 07:20 産経ニュース
中国、ロシアに兵器供与の意向 米が同盟諸国に通知 3/15(火) 4:40 ロイター
中国が、ロシアを支援するのか否か、世界が固唾を飲んで見守っています。
米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は14日、ローマで中国の外交担当トップ、楊潔篪(よう・けつち)共産党政治局員と会談し、ウクライナに侵攻したロシアと中国の協力関係に「深い懸念」を表明した、と産経が伝えています。
ロシアのウクライナ侵攻は、予期のとおり進展していないようです。長期化すれば、ロシアの経済は死ぬでしょう。プーチンは、外貨建て債務をルーブルで支払うよう指示したようですが、これが実行されれば、ロシアの債権は、事実上デフォルトするということになります。それほど、経済的に追い詰められているということです。
助けられるのは、中国だけです。だから米国は、中国に釘を刺したのです。ロシアを助ければ、お前も同じ目に遭うぞ、と。ローマ会談はそういう意味でしょう。
ですが、その報道に先立つこと数時間前、中国がロシアに兵器供与の意向だとロイターが伝えています。さて、中国は、ロシアに兵器を供与するのでしょうか、あるいは、経済的支援を行うのでしょうか。情報は交錯しています。
中国は、少なからぬ支援を行うでしょう。ロシアの石油や天然ガスを買い増ししたりするのではないでしょうか。ロシアの資源を安く買いたたくチャンスですから。ロシアからガスや原油を買っている西側諸国が多数存在していることを考えると、米国もそこまで中国には言えないでしょう。

楊潔篪 Wiki
なので、資金援助や、兵器、弾薬の供与について、中国に警告したのではないでしょうか。ロイターの報道は不確実ですね。もしかすると、中国の観測気球だったのかもしれません。
稀代のリアリスト中国は、ロシアを支援して、共倒れになる道は選択しないでしょう。むしろ、資源購入を徐々に増やし、ことが終わった後も、ロシアが中国に依存せざるを得ない道を選ぶのではないかと思います。そうなれば、いずれロシアの高度軍事技術は、たやすく中国のものになるでしょう。ロシアが破綻を免れるためには、それしか道は残されていないでしょうから。
もちろん、米国も同じことを考えているものと思います。つまり、米中は、ローマで狐とタヌキの化かし合いを演じたのだと思います。ロシアを餌にして。
もし本当に中国がロシアを支援するようなことがあれば、危険な結末が待っているでしょう。米国の警告の内容には、中国がロシアを支援した場合、ロシアと同じように、中国もSWIFTから排除するぞ、という警告が含まれていると思います。
ロシアの惨状を見ている中国は、表向きはともかく、SWIFTからの排除が、自国経済の破滅を意味することを正確に認識しているはずです。だから中国のロシア支援が、仮にあっても限定的なものになるだろうと思うわけです。
米中会談の結果についての情報は何も漏れ伝わってきません。であれば、中国は、ロシアの支援依頼をすげなく断ることでしょう。ロシアは、いよいよ断末魔です。日本は、ロシアの足元を見て、北方領土を取り返すべきです。米国も我が国の領土・主権を認めているのですから。

東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな(春な忘れそ)
春爛漫ですね。近くの神社に咲いている梅です。梅の花と言えば、この歌でしょう。遠い九州に流された、菅原道真が詠んだ歌です。歌の解釈については、ここでは触れませんが、いつ詠んでもいい歌だなと思います。
えっ、酒楽は、歌心もあるのか?などと言われそうですね。いえありません。でも教科書とかに出てくる有名な歌については、社会人になってからも、折に触れて耳にすることは多いので、自然と覚えてしまうのです。その中でも、この歌は、日本史を専攻した酒楽としては、忘れられない歌なのです。
今は、まさしく梅の季節ですね。写真は、散歩道で見かけたものです。むせかえるような見事な梅でした。道真の詠んだ梅が、どのようなものなのかは想像するしかありませんが、さぞかし見事な梅だったと思うのです。政争に敗れた道真の無念を思うと胸が痛みます。それとは対照的に見事に咲く梅・・・。似合いませんね、やっぱり、酒楽には。今日はここまでにします♪
中国、ロシアに兵器供与の意向 米が同盟諸国に通知 3/15(火) 4:40 ロイター
中国が、ロシアを支援するのか否か、世界が固唾を飲んで見守っています。
米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は14日、ローマで中国の外交担当トップ、楊潔篪(よう・けつち)共産党政治局員と会談し、ウクライナに侵攻したロシアと中国の協力関係に「深い懸念」を表明した、と産経が伝えています。
ロシアのウクライナ侵攻は、予期のとおり進展していないようです。長期化すれば、ロシアの経済は死ぬでしょう。プーチンは、外貨建て債務をルーブルで支払うよう指示したようですが、これが実行されれば、ロシアの債権は、事実上デフォルトするということになります。それほど、経済的に追い詰められているということです。
助けられるのは、中国だけです。だから米国は、中国に釘を刺したのです。ロシアを助ければ、お前も同じ目に遭うぞ、と。ローマ会談はそういう意味でしょう。
ですが、その報道に先立つこと数時間前、中国がロシアに兵器供与の意向だとロイターが伝えています。さて、中国は、ロシアに兵器を供与するのでしょうか、あるいは、経済的支援を行うのでしょうか。情報は交錯しています。
中国は、少なからぬ支援を行うでしょう。ロシアの石油や天然ガスを買い増ししたりするのではないでしょうか。ロシアの資源を安く買いたたくチャンスですから。ロシアからガスや原油を買っている西側諸国が多数存在していることを考えると、米国もそこまで中国には言えないでしょう。

楊潔篪 Wiki
なので、資金援助や、兵器、弾薬の供与について、中国に警告したのではないでしょうか。ロイターの報道は不確実ですね。もしかすると、中国の観測気球だったのかもしれません。
稀代のリアリスト中国は、ロシアを支援して、共倒れになる道は選択しないでしょう。むしろ、資源購入を徐々に増やし、ことが終わった後も、ロシアが中国に依存せざるを得ない道を選ぶのではないかと思います。そうなれば、いずれロシアの高度軍事技術は、たやすく中国のものになるでしょう。ロシアが破綻を免れるためには、それしか道は残されていないでしょうから。
もちろん、米国も同じことを考えているものと思います。つまり、米中は、ローマで狐とタヌキの化かし合いを演じたのだと思います。ロシアを餌にして。
もし本当に中国がロシアを支援するようなことがあれば、危険な結末が待っているでしょう。米国の警告の内容には、中国がロシアを支援した場合、ロシアと同じように、中国もSWIFTから排除するぞ、という警告が含まれていると思います。
ロシアの惨状を見ている中国は、表向きはともかく、SWIFTからの排除が、自国経済の破滅を意味することを正確に認識しているはずです。だから中国のロシア支援が、仮にあっても限定的なものになるだろうと思うわけです。
米中会談の結果についての情報は何も漏れ伝わってきません。であれば、中国は、ロシアの支援依頼をすげなく断ることでしょう。ロシアは、いよいよ断末魔です。日本は、ロシアの足元を見て、北方領土を取り返すべきです。米国も我が国の領土・主権を認めているのですから。

東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな(春な忘れそ)
春爛漫ですね。近くの神社に咲いている梅です。梅の花と言えば、この歌でしょう。遠い九州に流された、菅原道真が詠んだ歌です。歌の解釈については、ここでは触れませんが、いつ詠んでもいい歌だなと思います。
えっ、酒楽は、歌心もあるのか?などと言われそうですね。いえありません。でも教科書とかに出てくる有名な歌については、社会人になってからも、折に触れて耳にすることは多いので、自然と覚えてしまうのです。その中でも、この歌は、日本史を専攻した酒楽としては、忘れられない歌なのです。
今は、まさしく梅の季節ですね。写真は、散歩道で見かけたものです。むせかえるような見事な梅でした。道真の詠んだ梅が、どのようなものなのかは想像するしかありませんが、さぞかし見事な梅だったと思うのです。政争に敗れた道真の無念を思うと胸が痛みます。それとは対照的に見事に咲く梅・・・。似合いませんね、やっぱり、酒楽には。今日はここまでにします♪
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