ロシア軍将官、4人目が戦死か ウクライナが狙い撃ちとの見方も 2022年3月17日 BBCnews
狙撃によって、敵の指揮官を射殺するのは、戦争では普通に行われます。どこの軍隊でも狙撃手がおり、狙撃銃が装備されています。
そのため、軍隊の高級指揮官は、めったに前線に出向くことはありません。そして、前線で戦う部隊の指揮官は、兵隊さんと同じ格好で行動します。たとえば、指揮官としてすぐにわかるのは、小銃ではなく、拳銃を装備している場合などが該当します。
拳銃を持っているのは、将校であり、しかも階級は相当上です。当然狙撃手の格好の標的になります。米軍は、ベトナム戦争でいやというほど経験を積みました。将官以外は、小銃を携行しています。
見た目が指揮官と分かるような振る舞いもしません。どこから狙われているかわからないからです。自分の体は、自分で守るしかないのです。
今回、ロシアの将官が、何人も狙撃されて戦死したようです。彼らは、不用意に前線に進出したのでしょう。ですが、慎重に行動していれば、敵から狙撃される危険は普通はあまりありません。今回、狙撃された理由は、通信の不備です。
記事によれば、ロシア軍の無線通信は、多くは平文で行っていたようです。これをウクライナ軍が傍受し、敵の将官の動きを察知し、狙撃した結果なのでしょう。
現代戦で、無線通信を秘匿しないまま、平文で行うなんて普通は考えられません。必ず秘匿機能の付いた無線機で通信を行うのが常識です。
ですが、どこの国でも無限に予算があるわけではないので、全ての部隊に秘匿機能の付いた無線機を装備できるわけでもありません。そういった秘匿機能の無い無線機を用いて、通信を行うには、隠語、秘匿略号などを用いて通信をします。
ですが各種報道を見ると、ロシアは、平文のまま通信を行っていたようです。それで、司令官などの動きを読まれ、狙撃されたのでしょう。
ロシアは、軍事大国であり、軍事技術も、米国に勝るとも劣らないものを持っています。ですが、ソ連が崩壊したのは経済的に軍事を支えることができなくなったことが直接の原因です。
ソ連がロシアになっても、その弱点は変わっていなかったということなのでしょう。ロシアだって、秘匿された無線機は装備されていたはずです。でも全ての部隊に装備されていたわけではなかったのですね。そのため、現場では、平文で通信をすることが日常行われていたのでしょう。
陸自もかつてはそうでした。でも、陸自の場合は、秘匿機能がない場合は、隠語や秘匿略号その他の暗号を用いて通信を行うことが常識でした。生のままで通信を行うのは、許されていませんでした。
一番簡単な隠語でもそれなりの強度はあります。ただし、数日です。ずっと傍受していれば、特定の隠語が何を意味しているのかは、結構簡単にわかります。それでも、平文よりはいいです。
ロシアは、決して精強な軍隊ではないですね。生で通信をする軍隊なんてあり得ないのです。米軍は、ベトナム戦争で今回のロシアと同じような経験をして、痛い思いをしたので、全て秘匿された無線機で通信をしているのです。
秘匿機能がなければ、隠語や暗号を使うべきなのです。時間は余計にかかりますが、命には代えられないではないですか。
ロシア軍はプロではないですね。これほど弱体化しているとは思いませんでした。キーウ攻撃が進展していないのは、その辺にも原因があるのでしょう。

これがプロです。一糸乱れぬ隊列、プロフェッショナルな軍隊の証です。横から見ると一直線です。寸分の狂いもありません。自衛隊観閲式 陸自HPから引用
ちなみに10日以上戦線が動いていません。キーウ正面の動いていないロシアの前線部隊は、ウクライナの格好の標的になっているでしょう。キーウを取り囲んでいる東西のロシア軍は、激しい損耗をしているものと思います。ロシアの兵站は、ますます弱体化しているでしょう。
イラク サマーワに駐屯した陸自支援隊も車両をきれいに整頓して駐車させました。視察に来た各国軍は、一様に驚いたようです。陸自はクレイジーだと。でもこういうところに軍の規律の高さが出るのです。規律の高さとはすなわち軍が精強だということです。見る人が見ればわかります。天晴リクジ!
狙撃によって、敵の指揮官を射殺するのは、戦争では普通に行われます。どこの軍隊でも狙撃手がおり、狙撃銃が装備されています。
そのため、軍隊の高級指揮官は、めったに前線に出向くことはありません。そして、前線で戦う部隊の指揮官は、兵隊さんと同じ格好で行動します。たとえば、指揮官としてすぐにわかるのは、小銃ではなく、拳銃を装備している場合などが該当します。
拳銃を持っているのは、将校であり、しかも階級は相当上です。当然狙撃手の格好の標的になります。米軍は、ベトナム戦争でいやというほど経験を積みました。将官以外は、小銃を携行しています。
見た目が指揮官と分かるような振る舞いもしません。どこから狙われているかわからないからです。自分の体は、自分で守るしかないのです。
今回、ロシアの将官が、何人も狙撃されて戦死したようです。彼らは、不用意に前線に進出したのでしょう。ですが、慎重に行動していれば、敵から狙撃される危険は普通はあまりありません。今回、狙撃された理由は、通信の不備です。
記事によれば、ロシア軍の無線通信は、多くは平文で行っていたようです。これをウクライナ軍が傍受し、敵の将官の動きを察知し、狙撃した結果なのでしょう。
現代戦で、無線通信を秘匿しないまま、平文で行うなんて普通は考えられません。必ず秘匿機能の付いた無線機で通信を行うのが常識です。
ですが、どこの国でも無限に予算があるわけではないので、全ての部隊に秘匿機能の付いた無線機を装備できるわけでもありません。そういった秘匿機能の無い無線機を用いて、通信を行うには、隠語、秘匿略号などを用いて通信をします。
ですが各種報道を見ると、ロシアは、平文のまま通信を行っていたようです。それで、司令官などの動きを読まれ、狙撃されたのでしょう。
ロシアは、軍事大国であり、軍事技術も、米国に勝るとも劣らないものを持っています。ですが、ソ連が崩壊したのは経済的に軍事を支えることができなくなったことが直接の原因です。
ソ連がロシアになっても、その弱点は変わっていなかったということなのでしょう。ロシアだって、秘匿された無線機は装備されていたはずです。でも全ての部隊に装備されていたわけではなかったのですね。そのため、現場では、平文で通信をすることが日常行われていたのでしょう。
陸自もかつてはそうでした。でも、陸自の場合は、秘匿機能がない場合は、隠語や秘匿略号その他の暗号を用いて通信を行うことが常識でした。生のままで通信を行うのは、許されていませんでした。
一番簡単な隠語でもそれなりの強度はあります。ただし、数日です。ずっと傍受していれば、特定の隠語が何を意味しているのかは、結構簡単にわかります。それでも、平文よりはいいです。
ロシアは、決して精強な軍隊ではないですね。生で通信をする軍隊なんてあり得ないのです。米軍は、ベトナム戦争で今回のロシアと同じような経験をして、痛い思いをしたので、全て秘匿された無線機で通信をしているのです。
秘匿機能がなければ、隠語や暗号を使うべきなのです。時間は余計にかかりますが、命には代えられないではないですか。
ロシア軍はプロではないですね。これほど弱体化しているとは思いませんでした。キーウ攻撃が進展していないのは、その辺にも原因があるのでしょう。

これがプロです。一糸乱れぬ隊列、プロフェッショナルな軍隊の証です。横から見ると一直線です。寸分の狂いもありません。自衛隊観閲式 陸自HPから引用
ちなみに10日以上戦線が動いていません。キーウ正面の動いていないロシアの前線部隊は、ウクライナの格好の標的になっているでしょう。キーウを取り囲んでいる東西のロシア軍は、激しい損耗をしているものと思います。ロシアの兵站は、ますます弱体化しているでしょう。
イラク サマーワに駐屯した陸自支援隊も車両をきれいに整頓して駐車させました。視察に来た各国軍は、一様に驚いたようです。陸自はクレイジーだと。でもこういうところに軍の規律の高さが出るのです。規律の高さとはすなわち軍が精強だということです。見る人が見ればわかります。天晴リクジ!
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