ウクライナの状況です。


ロシアはキーウ奪取を諦めましたね。予想通りです。ロシアの誤算は、ウクライナの抵抗を甘く見積もっていたこと、ウクライナのドローン・無人機及び対空火器、対戦車火器による効率的な戦い方に対応できなかったことでしょうか。
キーウ近郊の拡大図を見ると、西側に進出しているロシア軍地域がウクライナによって奪還されたことがわかります。西側から。そして東側も一部奪還されたようです。
キーウ周辺に進出してきたロシア軍は、身動きが取れなくなっているのでしょう。

これがキーウの3月の気温です。日中の気温は零度以上の日が多いですね。雪解けとともに泥濘化が進んでいるでしょう。戦車やトラックなどの車両は、道路以外の通行は困難だと思います。独ソ戦では、春の泥濘期は、戦線がストップしていました。現在も変わらないでしょう。
つまり、ロシア軍のキーウ攻撃も撤退も、困難を極めているということです。加えてウクライナの無人機・ドローンによる攻撃によって、退路を遮断されている可能性があります。もしそうだとするとロシア軍は、壊滅的な損害を受けている可能性があります。
数日来のネットに出回っている映像を見ると、ウクライナ軍による夜間攻撃が頻繁に行われているようです。映像を見ると、赤外線暗視装置を使用しているようです。これによって、無警戒のロシア軍兵士が攻撃を受けて撃滅されている様子が流されています。
夜間戦闘能力は、近年ますます向上しています。米軍は、湾岸戦争において、夜間に戦車攻撃を仕掛け、イラク軍を壊滅させています。ウクライナ軍にも、西側から多種多様な暗視装置などが支援されているのでしょう。
暗視装置には、赤外線以外にも、微光暗視眼鏡などもありますこれは、微弱な光を電子的に増幅し、昼間のように見ることができる装置です。

JGVSV3 Wiki
これは双眼の暗視眼鏡ですが、単眼のものもあります。これらを装備している軍とそうでない軍では、夜間戦闘能力において、大人と子供ほどの違いがあります。ウクライナが暗視装置を広範囲に装備していて、ロシア軍に不足しているとすれば、キーウ攻撃が頓挫した理由の一部は、そこにあるのかもしれません。
さて戦線の焦点は、キーウではなく、マリウポリを含む東部に移ってきました。ロシアは、キーウ正面から戦力を抜いて、東部に移動させようとするでしょうが、簡単にはいかないでしょう。問題は、ウクライナに東部に向けられるだけの予備選戦力があるかどうかです。
戦略的な焦点は、この戦争が短期に終わるのか、長期戦になるのかです。ロシアはキーウ攻略を諦めたので、東部2州を制圧し、独立させることに戦略目標を転換したものと思います。
ウクライナにとっては、東部2州といえども防衛したいでしょう。最終的には、クリミアも奪還したいでしょう。それには、ウクライナだけではなく、欧米の思惑にも左右されます。米国は、この際、ロシアの国力を徹底的に削ぎたいと思っているでしょう。長期戦です。
落としどころを巡る戦いに移行してきたということです。我が国にとっては、長期戦に移行し、ロシアが没落する将来が最も良い結末です。北方領土を奪還し、尖閣、台湾に対するシナの野望を挫くことになるからです。お人好しのB&B政権にできるでしょうか?
酒楽は現役時代、暗視装置とかに結構関わってました。なので夜間戦闘には関心があるのです。日米共同訓練とかで、日米の共同作戦計画を作成するのですが、夜間戦闘能力に差があり過ぎて、その分野はほとんど訓練の対象にはなりませんでした。
最近は陸自も暗視装置には力を入れていて、相当程度に装備されています。あれですね、微光暗視眼鏡を装着していると昼と同じなのです!本当にびっくりします。これじゃ暗視装置を装備していない部隊は、全滅してもおかしくありません。
ロシア軍の最前線の兵士の士気はダダ下がりでしょうね。脱走兵が出てもおかしくありません。東部戦線でもウクライナが領土の一部を奪還したと報じられています。ロシア軍の苦境は明らかです。意外と早くロシアの退却があるかもしれませんね。
キーウ近郊の拡大図を見ると、西側に進出しているロシア軍地域がウクライナによって奪還されたことがわかります。西側から。そして東側も一部奪還されたようです。
キーウ周辺に進出してきたロシア軍は、身動きが取れなくなっているのでしょう。

これがキーウの3月の気温です。日中の気温は零度以上の日が多いですね。雪解けとともに泥濘化が進んでいるでしょう。戦車やトラックなどの車両は、道路以外の通行は困難だと思います。独ソ戦では、春の泥濘期は、戦線がストップしていました。現在も変わらないでしょう。
つまり、ロシア軍のキーウ攻撃も撤退も、困難を極めているということです。加えてウクライナの無人機・ドローンによる攻撃によって、退路を遮断されている可能性があります。もしそうだとするとロシア軍は、壊滅的な損害を受けている可能性があります。
数日来のネットに出回っている映像を見ると、ウクライナ軍による夜間攻撃が頻繁に行われているようです。映像を見ると、赤外線暗視装置を使用しているようです。これによって、無警戒のロシア軍兵士が攻撃を受けて撃滅されている様子が流されています。
夜間戦闘能力は、近年ますます向上しています。米軍は、湾岸戦争において、夜間に戦車攻撃を仕掛け、イラク軍を壊滅させています。ウクライナ軍にも、西側から多種多様な暗視装置などが支援されているのでしょう。
暗視装置には、赤外線以外にも、微光暗視眼鏡などもありますこれは、微弱な光を電子的に増幅し、昼間のように見ることができる装置です。

JGVSV3 Wiki
これは双眼の暗視眼鏡ですが、単眼のものもあります。これらを装備している軍とそうでない軍では、夜間戦闘能力において、大人と子供ほどの違いがあります。ウクライナが暗視装置を広範囲に装備していて、ロシア軍に不足しているとすれば、キーウ攻撃が頓挫した理由の一部は、そこにあるのかもしれません。
さて戦線の焦点は、キーウではなく、マリウポリを含む東部に移ってきました。ロシアは、キーウ正面から戦力を抜いて、東部に移動させようとするでしょうが、簡単にはいかないでしょう。問題は、ウクライナに東部に向けられるだけの予備選戦力があるかどうかです。
戦略的な焦点は、この戦争が短期に終わるのか、長期戦になるのかです。ロシアはキーウ攻略を諦めたので、東部2州を制圧し、独立させることに戦略目標を転換したものと思います。
ウクライナにとっては、東部2州といえども防衛したいでしょう。最終的には、クリミアも奪還したいでしょう。それには、ウクライナだけではなく、欧米の思惑にも左右されます。米国は、この際、ロシアの国力を徹底的に削ぎたいと思っているでしょう。長期戦です。
落としどころを巡る戦いに移行してきたということです。我が国にとっては、長期戦に移行し、ロシアが没落する将来が最も良い結末です。北方領土を奪還し、尖閣、台湾に対するシナの野望を挫くことになるからです。お人好しのB&B政権にできるでしょうか?
酒楽は現役時代、暗視装置とかに結構関わってました。なので夜間戦闘には関心があるのです。日米共同訓練とかで、日米の共同作戦計画を作成するのですが、夜間戦闘能力に差があり過ぎて、その分野はほとんど訓練の対象にはなりませんでした。
最近は陸自も暗視装置には力を入れていて、相当程度に装備されています。あれですね、微光暗視眼鏡を装着していると昼と同じなのです!本当にびっくりします。これじゃ暗視装置を装備していない部隊は、全滅してもおかしくありません。
ロシア軍の最前線の兵士の士気はダダ下がりでしょうね。脱走兵が出てもおかしくありません。東部戦線でもウクライナが領土の一部を奪還したと報じられています。ロシア軍の苦境は明らかです。意外と早くロシアの退却があるかもしれませんね。
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