(社説)連合の自民接近 働く人の利益になるか 2022年3月26日 5時00分 朝日新聞
〇傘下の組合員にとどまらない、働く人全体の代表としての存在意義が問われる。
〇経団連など経営者側との結びつきの深い自民の懐に入ることで、労働運動の実をあげることが本当にできるのか。すべての働く人の権利と暮らしを守るという原点を見失ってはいけない。
3月26日付、朝日新聞の社説から引用しました。
朝日は、連合が自民党に近づくことを嫌っているようです。それはそうでしょうね。朝日の立ち位置は、反自民、反経営者、つまりプロレタリアにあるのですから。アナクロニズムもここまでくると滑稽ですね。
働く人全体の代表、全ての働く人の権利とくらしを守る、この言葉がすべてを表しています。まるでロシア革命のスローガンといっしょですね。現代にこの種のプロパガンダを信じる人は稀でしょう。朝日は、20世紀に生きているのでしょう。
連合の芳野会長は、賢明だと思います。というか、連合も変わらなければならないという危機感を抱いているのでしょう。もはやプロレタリア革命だとか、労働者の権利だとか、メーデーだとかいう古色蒼然としたワードに振り向く人はいないのですよ。
働く人全体の代表って誰?と思うでしょう普通は。連合が働く人全体の代表だなどと思っている人はほとんどいないということですよ。経団連、経営者、自民党は悪で、労働者は権利をはく奪されている?って誰が思いますか。
そうやって時代錯誤な思考にとらわれているから、朝日新聞の販売部数が凋落しているのではないですか。
芳野会長は、そういうプロパガンダにもはや左右されないと宣言したのでしょうね。実利を得るのが現実的だと割り切ったのです。そりゃそうでしょう、労働者と言う概念に取りつかれているのは、テレビや新聞だけに情報を依存している全共闘世代だけなのですから。
懐かしいでしょ、全共闘って。でも今の若い人に聞いてもわからないと思いますよ。
むしろ酒楽が恐れているのは、連合と波長の合う岸田B&B(ベスト アンド ブライテストの略)です。B&B政権は、言葉は異なれど、考えていることは、朝日と同じかもしれないからです。
現実を無視し、口を開けば「分配」です。そのたびに株価が下落します。その社会主義的な政策は、現実を向き始めた連合と一致するのでしょう。B&B政権と連合が一体になって、資本主義経済を内側から崩壊させかねないと酒楽は心配するわけです。
国家安全保障のことなどそっちのけ、分配だけを考えるB&B政権は、我が国の将来を毀損するものです。朝日と同じです。
期待する自民党保守派は何をしているのでしょう。
話はずれますが、維新の松井代表は、来年大阪市長を任期満了で辞任すると同時に政界も引退するようです。これで維新は消滅するのではないかと酒楽は思います。何故なら、地域政党でありながら、国政に進出し、だからと言って、代表は地方政治に専念している自己矛盾を解消できていないからです。
党の代表選に、国会議員が立候補しないという現実は、維新の将来を暗くしています。その代表が政界を引退したら、誰が党を主導するのでしょう。吉村知事も大阪府知事に専念したいと代表選を辞退したのです。
そもそも国政に進出したのに、代表が国政に進出しない時点で終わっているでしょう。小池都知事のなんとかファーストの会と同じです。
やる気のない維新は解散し、有志は国民民主党に吸収されるのが一番いい選択だと酒楽は思います。組織の盛衰は、長によって変わるのです。そういう意味で酒楽は国民民主の玉木代表を応援し、岸田B&B政権を批判するものなのです。
自民党は一度解党的出直しをすべきだと思います。そして自民党内に巣食う左派、利権屋と決別し、より保守色を鮮明にして国民に信を問うべきだと思います。党内に色々な意見の議員を含むことを懐が深いとよく比喩しますが、逆に言えば、主張がバラバラでまとまりがないとも言えるでしょう。
現在は、パラダイムシフトの時期なのです。日本が大転換するには、強力な人物が国を率いる必要があります。そのため、自民内からそのような人物を追い出す必要があります。国を変えるには、そのくらいの荒療治が必要だと酒楽は思います。
ご清聴ありがとうございました。
〇傘下の組合員にとどまらない、働く人全体の代表としての存在意義が問われる。
〇経団連など経営者側との結びつきの深い自民の懐に入ることで、労働運動の実をあげることが本当にできるのか。すべての働く人の権利と暮らしを守るという原点を見失ってはいけない。
3月26日付、朝日新聞の社説から引用しました。
朝日は、連合が自民党に近づくことを嫌っているようです。それはそうでしょうね。朝日の立ち位置は、反自民、反経営者、つまりプロレタリアにあるのですから。アナクロニズムもここまでくると滑稽ですね。
働く人全体の代表、全ての働く人の権利とくらしを守る、この言葉がすべてを表しています。まるでロシア革命のスローガンといっしょですね。現代にこの種のプロパガンダを信じる人は稀でしょう。朝日は、20世紀に生きているのでしょう。
連合の芳野会長は、賢明だと思います。というか、連合も変わらなければならないという危機感を抱いているのでしょう。もはやプロレタリア革命だとか、労働者の権利だとか、メーデーだとかいう古色蒼然としたワードに振り向く人はいないのですよ。
働く人全体の代表って誰?と思うでしょう普通は。連合が働く人全体の代表だなどと思っている人はほとんどいないということですよ。経団連、経営者、自民党は悪で、労働者は権利をはく奪されている?って誰が思いますか。
そうやって時代錯誤な思考にとらわれているから、朝日新聞の販売部数が凋落しているのではないですか。
芳野会長は、そういうプロパガンダにもはや左右されないと宣言したのでしょうね。実利を得るのが現実的だと割り切ったのです。そりゃそうでしょう、労働者と言う概念に取りつかれているのは、テレビや新聞だけに情報を依存している全共闘世代だけなのですから。
懐かしいでしょ、全共闘って。でも今の若い人に聞いてもわからないと思いますよ。
むしろ酒楽が恐れているのは、連合と波長の合う岸田B&B(ベスト アンド ブライテストの略)です。B&B政権は、言葉は異なれど、考えていることは、朝日と同じかもしれないからです。
現実を無視し、口を開けば「分配」です。そのたびに株価が下落します。その社会主義的な政策は、現実を向き始めた連合と一致するのでしょう。B&B政権と連合が一体になって、資本主義経済を内側から崩壊させかねないと酒楽は心配するわけです。
国家安全保障のことなどそっちのけ、分配だけを考えるB&B政権は、我が国の将来を毀損するものです。朝日と同じです。
期待する自民党保守派は何をしているのでしょう。
話はずれますが、維新の松井代表は、来年大阪市長を任期満了で辞任すると同時に政界も引退するようです。これで維新は消滅するのではないかと酒楽は思います。何故なら、地域政党でありながら、国政に進出し、だからと言って、代表は地方政治に専念している自己矛盾を解消できていないからです。
党の代表選に、国会議員が立候補しないという現実は、維新の将来を暗くしています。その代表が政界を引退したら、誰が党を主導するのでしょう。吉村知事も大阪府知事に専念したいと代表選を辞退したのです。
そもそも国政に進出したのに、代表が国政に進出しない時点で終わっているでしょう。小池都知事のなんとかファーストの会と同じです。
やる気のない維新は解散し、有志は国民民主党に吸収されるのが一番いい選択だと酒楽は思います。組織の盛衰は、長によって変わるのです。そういう意味で酒楽は国民民主の玉木代表を応援し、岸田B&B政権を批判するものなのです。
自民党は一度解党的出直しをすべきだと思います。そして自民党内に巣食う左派、利権屋と決別し、より保守色を鮮明にして国民に信を問うべきだと思います。党内に色々な意見の議員を含むことを懐が深いとよく比喩しますが、逆に言えば、主張がバラバラでまとまりがないとも言えるでしょう。
現在は、パラダイムシフトの時期なのです。日本が大転換するには、強力な人物が国を率いる必要があります。そのため、自民内からそのような人物を追い出す必要があります。国を変えるには、そのくらいの荒療治が必要だと酒楽は思います。
ご清聴ありがとうございました。
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