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日曜独語 水泳訓練 校内

 酒楽が学生だった頃のお話です。

 酒楽は山猿でした。田舎町なのですが、市街地から4キロほど山奥の集落に生まれました。小学校にプールはありませんでした。中学校にはありましたが、泳げないまま防衛大学校に入ったのです。

 入校案内のパンフレットに、写真とともに「遠泳」の文字があったことだけは鮮明に覚えています。そして、「これは困ったぞ」と思ったのでした。防大まで送ってきてくれた父が先輩学生に聞いています。「うちの息子は泳げないのだが大丈夫だろうか」と。部屋の先輩は「大丈夫です、みんな泳げるようになりますから」という答えでした。

 みんな泳げるようなる?ほんとに?しかも距離は8キロだそうです。8キロ!10メートルも泳げないのに。

 入校して2か月、生きていくだけで精いっぱいだった酒楽に「遠泳」という地獄の2文字が見えてきました。6月(5月だったかもしれません、記憶は曖昧ですww)から準備訓練が始まったのです。

 遠泳はですね、防大のある横須賀市小原台の真下、伊勢町の海岸を出発し、沖合の猿島迄の往復になります。その距離8キロ。泳ぐのは防大の1年生です。時期は、夏の定期訓練の最後、8月の初旬(7月下旬の場合もあります)になります。夏休みの直前ですね。逃げることはできませんww

 遠泳は平泳ぎで行います。6月の始めから、週1~2回訓練が行われます。平泳ぎの要領を教えられ、実戦形式で訓練が行われます。酒楽は泳げないので、赤帽組でした。

 訓練は、基本的な要領を教えながら進むのですが、酒楽は息継ぎができませんでした。なんどやってもうまくできません。教官一人に学生は何人もいるので、マンツーマンという訳にもいかず、いつまでたっても泳げません。

 水泳訓練は7月初旬に終わります。そして、そのまま夏の定期訓練に突入します。定期訓練の前段は、戦闘訓練などをします。そして、後段が水泳訓練で、訓練の最後に遠泳があるのです。

 定期訓練が始まった時、酒楽は依然として泳げませんでした。息継ぎができないのです。ちょうど今から40数年前のことです。前段の2週間の間に日曜日があって休みです。その休みを利用して酒楽は一人、プールに行きました。ほんとうはいけないのですね、監視員もいないのですから。定期訓練の間、上級生は学外で訓練しているので、小原台にいるのは1年生だけ。ひっそりとしたプールに行って、一人で泳ぎの練習をしたのでした。危険を顧みず。
hyousi200809_2022070110150797d.jpg
防大HP 防大かわら版から引用

 息継ぎのイメージはできていたのです。もう少しでできるかなと言うところでストップしていたので、イメージ通りできれば息継ぎができるだろうという希望をもってプールに入りました。

 誰にも見られていないので自分の思い通りに体を動かし、息継ぎをしてみると・・・、できたのです!一発で。不思議でしたね、あんなに訓練しても出来なかったのに、一人で挑戦したら一発でできるようになるなんて。

 そして、50メートルプールの端から端まで泳いでみたのです。泳げました。その日、一人で50メートルを何往復もしました。30分くらいいたでしょうか、プールに。すっかり自信をつけて、次の週の水泳訓練に備えたのです。

 定期訓練後段の初日、赤帽組を除いて、他の学生は東京湾での訓練に行ってしまいました。残った赤帽組に向かって教官が言います。泳げるものは挙手せよ!と。当然、酒楽は手を挙げました。

 挙手した学生は、50メートルプールの隣にある飛び込みプールに連れていかれ、そこで15分間泳げ、と言われたのです。飛び込みプールの深さは5メートルくらいあるでしょうか。泳げなければ沈んでしまいます。でも、東京湾を泳ぐには、飛び込みプールくらい泳げないと無理ですね。

 テストが始まりました。酒楽を含めて10名くらいいたでしょうか。飛び込みプールの中を周回します。必死で。15分後、無事テストに合格し、「よし、明日から海で訓練だ」という教官の指示に酒楽が喜んだのは言うまでもありません。

 次の日から東京湾での訓練になるのですが、長くなりましたので、その後については、次回をお楽しみに。
 
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