【ぼくらの国会・第349回】ニュースの尻尾「実は始まっている 日中海戦」2022/06/02 出演:青山繁晴(参議院議員)、三浦麻未(青山繁晴事務所 公設第一秘書)
青山繁晴さんの道すがらエッセイに「自衛官」という単語を見出し、速攻映像を確認しました。酒楽は、普段青山さんの映像を確認することはあまりないのですが、今回は、軍事に関することだったことと、表題に関心を持ったため、視聴しました。
自民党の外交部会でこのようなことが議論されていることを、不肖酒楽知りませんでした。なかなかえぐい内容だと思います。そこまで言って委員会、とうなりました。
拙稿では、5月28日「軍事力による対話」と言う記事で、この動画に関連する軍事的意味合いについて紹介いたしました。で、青山さんが参加した自民党国防部会では、防衛省自衛隊が政府側委員として参加し、青山議員の質問に答えた云々ということです。
その中で重要なことに触れています。それは、中国のY8が参加していたということです。
Y-8Q(GX-6)(Wiki)
KQ-200とも称される。対潜哨戒機型[6]で性能はP-3Cに近いと推測されている[7]。動力は渦奨6C(WJ-6C)ターボプロップ(5,100hp)を4発搭載し、航続距離は5,000km以上、最大速度は650km/hで5t以上の兵器を搭載することができる[8]。機首下部の大型レドームには洋上捜索用レーダーを、胴体下部には光学/赤外線探査装置ターレットを搭載し、尾部には磁気探知機を収納するためのテイルブームを備えている[9]。2017年から運用を開始し、2019年には全艦隊(北海艦隊、東海艦隊及び南海艦隊)に配備されており[10]、2021年までに50機程度が就役していると推定されている[11]。
言及されていたのは、このY-8Q(GX-6)だと思われます。対潜哨戒機ですね。海自では、冷戦時代P-3Cをアメリカから導入し、アメリカに次いで、対潜哨戒能力の高い国家でした。現在は、国産のP1哨戒機を運用しています。P1はジェットエンジンなので、哨戒範囲が広く、焦点となる海域に迅速に進出できること、ソノブイも能力がアップしていて、対象国潜水艦にとっては、不倶戴天の敵でしょうねww

で、今回の演習に中国がY8を投入したということは、我が国の潜水艦情報収集を組織的に行ったということでしょう。青山さんが言及されていましたが、現在の作戦は、空母打撃群とともに、海面下の戦い、潜水艦戦が重要な要素であるとおっしゃられています。
これって、軍事専門家の間では常識的に語られていると思いますが、そうでない方には、何を言っているのかなかなか理解は難しいのかなと思います。酒楽にとってもそうですし、そもそも潜水艦と言う装備は、機密の塊なので、その性能緒言は、秘密のベールに包まれていて、それがますます潜水艦(戦)の理解を妨げていると言うことなのですね。
潜水艦の性能諸元と言えば、潜水可能深度、速度、航続距離などのほかに、ソナーの能力、魚雷の能力、対艦能力、などなど絶対に明かされることのない能力ばかりです。
中国がY8を演習に参加させたのは、海上自衛隊潜水艦の能力を少しでも解明したい、海自の戦術を知りたい、そういうことなのでしょう。いくら空母打撃群が作戦運用能力を獲得しても、静かに近づいてくる潜水艦の魚雷1発で沈められるのです。空母を含む艦艇にとって、これほどの脅威はありません。
数年前、中国の漢級潜水艦が海上自衛隊に追いかけられ、国旗を掲げて浮上し、降伏したことは有名ですねww潜水艦は、通常敵の前に浮上しません。浮上するのは、敵の前に逃げることを諦め、降伏するとき以外ないのです。
海自の蒼龍級潜水艦の静粛性は、アメリカの原潜よりも高いと言われています。(真相はわかりません)原潜は、原子炉を稼働し、水蒸気圧力でタービンを回して電力を得るので、どうしても一定の騒音が発生するのですね。蒼龍級のように通常動力型は、その騒音発生源がないので有利だということです。もっとも、それは、水中での作戦可能時間が有限だという不利点にもなるのですが、説明は省力させていただきます。
もう一つ、海自潜水艦の装備する〇〇式魚雷がまた優れモノだそうです。巷間言われているのは、有効深度が最も深いと言われているようです。それは、敵の潜水艦や艦艇から発射する魚雷の有効深度以下で蒼龍級が作戦行動し、敵に撃たれない深度から魚雷を発射し、敵潜水艦や敵艦艇を沈めることができるということを意味します。ホントかどうかは保証しませんww興味のある方は、Utubeを探してみてください。
もうひとつ目を引いたのは、演習期間中の遼寧艦載機の発着艦数が多かったということです。青山さんの解説では、遼寧は、作戦運用能力を獲得、したかもしれないということだそうです。海自もいずも型空母を導入するので、今すぐに海上戦力で不利になることはないだろうとおっしゃってましたが。台湾周辺の波高しですね。
以前紹介しましたが、かわぐちかいじの「沈黙の艦隊」やトム・クランシーの「レッドオクトーバーを追え」「レッドストームライジング」では、潜水艦同士、潜水艦と空母・対潜艦艇・対潜哨戒機などとの戦いが詳細に描かれているので、ご一読をお勧めします。
漢級潜水艦が浮上するまでの日中の戦いが想像できますよ。おそらく対潜哨戒機のソノブイに発見され、そうりゅう級潜水艦に追尾されて、ビンガーを撃たれたのだと思います。それも何度も。状況によっては、訓練弾とか模擬弾あたりを発射された可能性もあると思います。模擬弾と実弾の違いを音だけで識別するのは困難だろうと思います。であれば撃沈されるよりも浮上して降参するほうがいいというものです。
海上自衛隊の対潜水艦戦は見事というほかはありませんね。シナは、一矢報いたいのでしょう。でもね、日清戦争以来、日本は戦闘でシナに負けたことはないのですよ。彼らの戦力を侮るわけではありませんが、彼らは、帝国海上自衛隊を必要以上に恐れていると思いますよ。漢級が浮上させられてその思いは一層強くなっていることでしょう。シナの対潜哨戒機がそうりゅう級を発見するのは至難の業だと思いますww
青山繁晴さんの道すがらエッセイに「自衛官」という単語を見出し、速攻映像を確認しました。酒楽は、普段青山さんの映像を確認することはあまりないのですが、今回は、軍事に関することだったことと、表題に関心を持ったため、視聴しました。
自民党の外交部会でこのようなことが議論されていることを、不肖酒楽知りませんでした。なかなかえぐい内容だと思います。そこまで言って委員会、とうなりました。
拙稿では、5月28日「軍事力による対話」と言う記事で、この動画に関連する軍事的意味合いについて紹介いたしました。で、青山さんが参加した自民党国防部会では、防衛省自衛隊が政府側委員として参加し、青山議員の質問に答えた云々ということです。
その中で重要なことに触れています。それは、中国のY8が参加していたということです。
Y-8Q(GX-6)(Wiki)
KQ-200とも称される。対潜哨戒機型[6]で性能はP-3Cに近いと推測されている[7]。動力は渦奨6C(WJ-6C)ターボプロップ(5,100hp)を4発搭載し、航続距離は5,000km以上、最大速度は650km/hで5t以上の兵器を搭載することができる[8]。機首下部の大型レドームには洋上捜索用レーダーを、胴体下部には光学/赤外線探査装置ターレットを搭載し、尾部には磁気探知機を収納するためのテイルブームを備えている[9]。2017年から運用を開始し、2019年には全艦隊(北海艦隊、東海艦隊及び南海艦隊)に配備されており[10]、2021年までに50機程度が就役していると推定されている[11]。
言及されていたのは、このY-8Q(GX-6)だと思われます。対潜哨戒機ですね。海自では、冷戦時代P-3Cをアメリカから導入し、アメリカに次いで、対潜哨戒能力の高い国家でした。現在は、国産のP1哨戒機を運用しています。P1はジェットエンジンなので、哨戒範囲が広く、焦点となる海域に迅速に進出できること、ソノブイも能力がアップしていて、対象国潜水艦にとっては、不倶戴天の敵でしょうねww

で、今回の演習に中国がY8を投入したということは、我が国の潜水艦情報収集を組織的に行ったということでしょう。青山さんが言及されていましたが、現在の作戦は、空母打撃群とともに、海面下の戦い、潜水艦戦が重要な要素であるとおっしゃられています。
これって、軍事専門家の間では常識的に語られていると思いますが、そうでない方には、何を言っているのかなかなか理解は難しいのかなと思います。酒楽にとってもそうですし、そもそも潜水艦と言う装備は、機密の塊なので、その性能緒言は、秘密のベールに包まれていて、それがますます潜水艦(戦)の理解を妨げていると言うことなのですね。
潜水艦の性能諸元と言えば、潜水可能深度、速度、航続距離などのほかに、ソナーの能力、魚雷の能力、対艦能力、などなど絶対に明かされることのない能力ばかりです。
中国がY8を演習に参加させたのは、海上自衛隊潜水艦の能力を少しでも解明したい、海自の戦術を知りたい、そういうことなのでしょう。いくら空母打撃群が作戦運用能力を獲得しても、静かに近づいてくる潜水艦の魚雷1発で沈められるのです。空母を含む艦艇にとって、これほどの脅威はありません。
数年前、中国の漢級潜水艦が海上自衛隊に追いかけられ、国旗を掲げて浮上し、降伏したことは有名ですねww潜水艦は、通常敵の前に浮上しません。浮上するのは、敵の前に逃げることを諦め、降伏するとき以外ないのです。
海自の蒼龍級潜水艦の静粛性は、アメリカの原潜よりも高いと言われています。(真相はわかりません)原潜は、原子炉を稼働し、水蒸気圧力でタービンを回して電力を得るので、どうしても一定の騒音が発生するのですね。蒼龍級のように通常動力型は、その騒音発生源がないので有利だということです。もっとも、それは、水中での作戦可能時間が有限だという不利点にもなるのですが、説明は省力させていただきます。
もう一つ、海自潜水艦の装備する〇〇式魚雷がまた優れモノだそうです。巷間言われているのは、有効深度が最も深いと言われているようです。それは、敵の潜水艦や艦艇から発射する魚雷の有効深度以下で蒼龍級が作戦行動し、敵に撃たれない深度から魚雷を発射し、敵潜水艦や敵艦艇を沈めることができるということを意味します。ホントかどうかは保証しませんww興味のある方は、Utubeを探してみてください。
もうひとつ目を引いたのは、演習期間中の遼寧艦載機の発着艦数が多かったということです。青山さんの解説では、遼寧は、作戦運用能力を獲得、したかもしれないということだそうです。海自もいずも型空母を導入するので、今すぐに海上戦力で不利になることはないだろうとおっしゃってましたが。台湾周辺の波高しですね。
以前紹介しましたが、かわぐちかいじの「沈黙の艦隊」やトム・クランシーの「レッドオクトーバーを追え」「レッドストームライジング」では、潜水艦同士、潜水艦と空母・対潜艦艇・対潜哨戒機などとの戦いが詳細に描かれているので、ご一読をお勧めします。
漢級潜水艦が浮上するまでの日中の戦いが想像できますよ。おそらく対潜哨戒機のソノブイに発見され、そうりゅう級潜水艦に追尾されて、ビンガーを撃たれたのだと思います。それも何度も。状況によっては、訓練弾とか模擬弾あたりを発射された可能性もあると思います。模擬弾と実弾の違いを音だけで識別するのは困難だろうと思います。であれば撃沈されるよりも浮上して降参するほうがいいというものです。
海上自衛隊の対潜水艦戦は見事というほかはありませんね。シナは、一矢報いたいのでしょう。でもね、日清戦争以来、日本は戦闘でシナに負けたことはないのですよ。彼らの戦力を侮るわけではありませんが、彼らは、帝国海上自衛隊を必要以上に恐れていると思いますよ。漢級が浮上させられてその思いは一層強くなっていることでしょう。シナの対潜哨戒機がそうりゅう級を発見するのは至難の業だと思いますww
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